ついに153系登場です!まずはM’+Mユニットから

 先行した通勤形モハ90形、同時開発の特急車モハ20形と共通の電装や動力装置を持つ準急用モハ91形として1958年(昭和33年)に登場したのが153系です。裾絞りの車体にデッキ付2扉クロスシート、ユニット窓に空気バネ台車など、その後の標準となる基軸が盛り込まれていました。新製配置は大垣、宮原、田町の東海道主要三区のみ。東京−名古屋−大阪の準急を手始めに、特ロやビュフェを組み込んだ急行編成に発展し、千葉とイレギュラーな上越方面等を除けば、東海道山陽及びそのフィーダー線に終始した形式でした。

 今回の製品は側板ぎりぎりに迫るユニット窓サッシをはじめ、好評をいただいた既発売の165系同様の構成です。車体もそのまま使えれば世話はないのですが、165と153では窓柱位置が最大0.5mm異なり、ドアエンジン点検蓋位置の高さなど一目で分かる違いが多々あります。製品化第一弾はモハ152+モハ153原型車。153系唯一の電動車ユニットは昭和33年から昭和37年までのわずか3年半に161ユニットもが製造されましたが、短期間の割りにちょこちょこ細部が改良されています。
*冷房改造車は追って発売します。

※153系のDT24について…TR59も同様です。
 153系前期車はDT23の板厚を変更したDT24を履き、中期車以降はボルスターアンカーの揺枕側に三角形のカバーがつくDT24Aを採用しました。このカバーはDT24を履く初期車にも取り付けられた(もしくは振り替えた)例があるため、ご希望の方にはモハ152+モハ153 AタイプにDT24Aの組み合わせも可能です。ただし、同時期の157系では第一製造ロットのDT24が、第二ロット以降のDT24A同様の形状になることなく最期を迎えており、153系も改造例は多くないのではないかと想像します。

■モハ152+モハ153 Aタイプ(1〜65):モハ91001〜45(奇数車)002〜046(偶数車)として登場した23ユニットを含む1~65の初期車。主電動機冷却風口を床下に持ち、前位妻は両側に窓がありました。台車はDT24で、モハ91偶数車(モハ152)は本邦初のPS16装備。モハ91奇数車(モハ153)の抵抗器は101系と同じMR16ですが、抵抗器ケース下端にRがなく直角になっているなど微妙に異なる形態。後に中央部に風口が追加されたMR16Cに改造(載せ換え?)した車輌も存在します。キットはMR16装備ですが、MR16C希望の方は注文時にお申し付け下さい。

■モハ152+モハ153 Bタイプ(66〜81):抵抗器はMR16ですが、台車がDT24Aに変わった66〜81の中期車とも呼ぶべきタイプ。前位妻窓片側は風口が取り付けられ、この方式はその後の標準となりました。ただし153系のダクトは以降の急行型や近郊形より小型で、装着位置も高くなります。

■モハ152+モハ153 Cタイプ(82〜161):中期タイプからさらに改良が加えられ、抵抗器がMR16Cに変更されたのが後期車です。急行用に大量に装備されて153系のM車で最大のグループとなりました。MR16CはMG風口が設けられただけでなく抵抗器部分の蓋部分のガラが異なり、下端にRがついたものになりました。82~98は1〜81同様に避雷器がLA13ですが、99〜はLA15Aとなっています。キットはLA15A装備ですが、ご希望の方にはLA13をセットします。ご注文の際にお知らせ下さい。

 モハ152+モハ153原型車キットはAタイプ、Bタイプ、Cタイプともに100,000円+税。車輪、モーター、駆動装置、ビスなどは別購入となります。ご希望の方はコチラを御一読の上、2月20日までにEメールでご予約ください。製品のお渡しは4月中旬~下旬を予定しております。