サハ153は…17タイプになってしまいました😂

鉄道雑誌より詳しくなれるとご好評のFAB新製品のご案内(^^ゞ 153系第三弾はサハ153です。たまにご質問がありますが、当店製品は1/87 G=12mmですのでお間違いなく😉

1958(昭和33)年登場時はサハ97の形式名だったサハ153ですが、その後の移り変わりが複雑です…サハ97として製造され、新性能電車の新車輌称号規定でサハ153 0番代となったとなったオリジナル車は製造当初からCPを装備していたために二度目の改番で100番代となりました。
そしてCPもMGなどの補器を持たないのが1960(昭和35)年5月に登場の二代目0番代。同時に登場した200番代は製造当初からMGとCPを搭載しています。
全番代が出揃った時点では補器無し=0番代、CP付き=100番代(旧サハ97→初代サハ153 0番→サハ153 100番代)、CPとMG付き=200番代と整理されることになりました。
ところが冷房化改造の際に0番代や100番代にもMGを追加搭載した車輌が現れて番代分けが怪しくなってしまうことに。お陰で模型化でもクハ165の28タイプに及びませんが、17タイプを用意することになりました(^^ゞ ただし、車種が多すぎるため、基本車種は絞って、それ以外の車種はご要望に応じて製作いたします。

東海道、山陽筋から電化後の中央西線などではサハ153が重宝され、165系に混じってサハだけ153という組成も存在しましたね。覚えている方も多いのでは? 私は「富士川」のイメージが強いですが、西線の「きそ」とか、いろいろな路線で活躍したことが記録されています。

■サハ153 0番代 Aタイプ(1〜7)Bタイプ(8〜11)

サハ153 0番代。ただし二代目の0番代でMGもCPもない、さっぱりしたサハらしい車輌で、編成略記号はT 。田町や大垣にもいましたが、東海道西部や山陽のサロ1輌の編成に組み込むために最初は宮原に投入されました。今回のAタイプとなる1〜7は昭和34年度第二次債務で台車がTR59。Bタイプは昭和36年度本予算車の8〜11でTR59Aを履き、いずれもCP、MGなし。図はTR59AのBタイプを示します。

■サハ153 100番代 Cタイプ(101〜111)

101〜106は1958年(昭和33)年にサハ97 1〜6として製造された153系最初のサハ。最初からCP付きで製造され、編成略記号はT’。新性能電車の形式名変更でサハ97 1〜6→サハ153 1〜6へ。さらにCP無しの0番代登場によって100番代に改番され101〜106となりました。1959(昭和34)年6月登場車はサハ153 7〜10として製造された後にサハ153 107〜110に改番。同年8月の111は登場前に番代区分けが変更されたために出場時から111でした。台車はTR59。サハ153Cタイプとなります。

■サハ153 100番代 Dタイプ(112) Eタイプ(113〜116)
CP付きの100番代でも1960(昭和35)年から製造された112以降の後期車は前期車に比べて床下機器配置が大幅に変更されました。Dタイプは昭和34年度第二次債務のTR59を履く112が該当します。この車輌は冷房化されないまま153系終焉の1982年まで生き残りました。昭和36年度本予算以降の113〜はTR59AでEタイプになります。図はTR59AのEタイプです。*DタイプとEタイプはご注文によって製造いたします。ご希望の方はお知らせ下さい。

■サハ153 200番代 Fタイプ(201〜215) Gタイプ(216〜221)
「伊吹」「比叡」の6M4T→4M6T化用や伊豆準急での運用を考慮してを製造されたMGとCP両方を持つ重装備のサハが200番代で、編成略記号はT”。増備で輌数を増やした結果、200番代は0番代、100番代より多いサハ153のマジョリティでした。輌数的にT<T'<T”というのは貫通長編成の多い153系らしいですね。が昭和34年度第二次債務の201〜215はTR59を履くFタイプ。昭和36年度本予算以降の216〜221はTR59AでGタイプとなります。

■サハ153 0番代冷改車 Hタイプ(1,6) Iタイプ(8,9)
165系に続いて1970(昭和45)年に冷房化改造が始まった153系ですが、0番代は全車が冷房化されています。このうちMGが追加されないまま冷房化されたTR59装備の1と6がHタイプ、図のTR59A装備車は8と9でIタイプとなります。

■サハ153 0番代冷改車MG付き  Jタイプ(2〜4,5,7) Kタイプ(10,11)
153冷房化改造の際の電源はクハ153に搭載するのが基本でしたが、クハの電源だけでは不足する貫通長編成のために本来はMGを持たない0番代にも冷房用電源のMGを搭載した車輌が登場しました。MGと付属機器のために水タンクをはじめ床下機器の配置は大きく変わりました。図はMG側を示しています。TR59がJタイプ、TR59AがKタイプになります。*JタイプとKタイプはご注文によって製造いたします。ご希望の方はお知らせ下さい。

■サハ153 100番代冷改車 Lタイプ(101,106〜109)
オリジナルサハ97としてCPを持つ100番代前期車は1970年代になると3輌を除き冷房化されました。モハ91系として153系最初の配置区だった大垣を中心に中部地区に集中配置され、東海道の「比叡」や165系と組成された中央西線や身延線の急行でお馴染みの存在でした。初期製造のため台車はTR59のみ。Lタイプとなります。

■サハ153 100番代冷改車MG付き  Mタイプ(105,110,111)
オリジナルサハ97だった100番代の冷房化改造の際に冷房用電源のMGを搭載した車輌です。MGと付属機器搭載のために水タンクを始め床下機器の配置が大きく変更されています。台車はTR59。Mタイプとなります。図はMG側を示します。もともとCPを持つだけにMGを装備となれば200番代になるはずですが、最後まで改番されないままでした。*Mタイプはご注文によって製造いたします。ご希望の方はお知らせ下さい。

■サハ153 100番代冷改車 Nタイプ(113,114,116)

サハ153 100番代後期製造の冷改車。床下機器配置が前期車と異なる後期製造の100番代ではTR59Aの3輌だけが冷房改造されています。前期車同様に後期車の100番代も末期は中部地域に集中配置されていました。*Nタイプはご注文によって製造いたします。ご希望の方はお知らせ下さい。

■サハ153 100番代冷改車MG付き Oタイプ(115)
後期製造サハ153を冷房改造する際に大型MGを装備したタイプで115だけが該当します。末期は神領配置の中央西線用で165系との組成されていました。図はMG側を示し、台車はTR59Aになります。この車輌もMGとCP装備となりましたが、200番代への改番は行われませんでした。*Oタイプはご注文によって製造いたします。ご希望の方はお知らせ下さい。

■サハ153 200番代冷改車 Pタイプ(201〜204、206〜215) Qタイプ(216〜221)
最初からMGとCPを装備していた200番代は205を除いて冷房化されました。もともと5kVAのMG を装備する200番代ですが、冷房化電源用の110kVAのMGに換装された車輌は存在しませんでした。冷房化後の0番代、100番代が東海道西部に集中したのに対し、200番代冷改車は田町が最多輌数で大垣、神領にも配置されていました。TR59装備がPタイプ、TR59A装備がQタイプとなります。



サハ153は注文生産になります。表の淡緑地が基本車種となり価格はタイプを問わず原型車52,000円+税、冷改車54,500円+税となります。予約を希望される方は6月16日(日)までにEメールでお申し込みください。白地はご注文によって製造する車種ですが、製造数によって価格が変わります。ご希望の方は6月10日以前にEメールでご相談いただければと思います。各タイプとも発売は7月〜8月を予定しています。