ナメられちゃ困る

こまる困る。実際、メッチャ困ります。
eBayで格安で見つけたとある蒸機。
モノは日本製の40年モノ(50年モノかも)のイイ感じのヴィンテージ。
調整するのに上下を分割しようとしたら、キャブと台枠とめてるネジがナメてるぅ…。
この時代の製品なら本来はマイナス溝のビスのはず。
それがご丁寧にプラス溝に換えてあって、しかもそれが見事にナメナメ…あぁ。

バイクやクルマならショックドライバーでガツーンッ! だけど、模型には…。
M2ビスじゃベルトサンダーで平面作ってヴァイスグリップという手も使えない…。
しかもドリルでもんでタップ切り直すにも、塗装済み機関車をバイスで挟む勇気はナシ。
とにかくタチが悪いビスのナメであります。
で、取り出したるはコレ。
pic2ハンズで見つけてストックしてありました。
要はナメたネジ溝にザラザラしたペーストを塗り、なんとか摩擦係数を上げて回してしまおうというもの。
楊枝の先にちょびっとつけて溝の部分に一塗り。後はドライバーをぐっと押しながら「まわれ〜。まわらんとぶっ壊すぞぉ! まわって外れたら捨てるけどナ」とオマジナイしながらグイっと……踏ん張るなぁコイツめぇ。
外れたら捨てられちゃう運命のナメビス。さすがに頑張ります。
…それ、これ以上ナメないようにもっとドライバーを押しつけてグイッと…うぅむぅ…それそれっ…

回ったぁぁぁ! おぉ、なんという達成感。これは今日一番ハッピーな出来事に違いないですぞ。
たかが米粒みたいなビス一個まわしただけで一日の仕事が終わった気分になるのは模型人じゃなくちゃ分からない醍醐味であります。

だけどなんで模型にプラスのビスって多用するのかなぁ。マイナスの方がナメにくいのに。
多分、締めるときにプラスの方が保持しやすいからですよね。
大方の部分には問題ないけど、トルクかけるとことか、経年で変形する部分にはカンベンして欲しいところでもあります。
プラス溝って規格が多くてドライバーも番手を揃えなけりゃならなかったりして、けっこう煩雑だしね。

プラス溝ならせめて磁石の効く400系のステンレスで作ってくれよぉと思ったりします。
でも、そう思ってたのは緩むまで(^^;)
あぁじゃこうじゃ「なんでだよー」と思いながら苦しんでいても、どうにかこうにか回しちゃったら、後はそんなこと忘れちゃうのが模型人の醍醐味(^^ゞ