ロコ1000/ED38キットのお知らせ

国鉄→秩父でお馴染みのED38と、その前身、阪和電気鉄道ロコ1000が1/87日本型で登場です。
新京阪と並ぶ高速鉄道として1930(昭和5)年に天王寺-和歌山(当時は東和歌山)を開業した阪和電気鉄道向けに製造されたロコ1001、1002は車体が日車、電装を東洋が担当。翌年には1003,戦時中に1004が製造されました。1001、1002に対し1003は窓が拡大されウィングバネ台車を装備(製造時の1001、1002はイコライザー)、1004は戦時型として各部の簡素化が行われています。

この機関車の白眉は、松本謙一氏がPRR電機を下敷きとなっていることを示唆している、大きなRを持つデザイン。他に類を見ない形態は日車が製造した機関車の最高傑作です。
 貨車牽引用とは思えない艶姿ですが、旅客機を想起させるもうひとつの特徴は国鉄EF級並みの1220mm動輪と、それによる定格速度の速さでした。それ故に代替えできる国鉄標準機がなく、ED60の投入まで長く阪和線の主力として活用されました。

1959(昭和34)〜1960(昭和35)年の国鉄除籍後は、ED384が三岐に貸渡返却後に解体されましたが、残りの3輛は秩父鉄道に集結(ED382は国鉄から大井川鉄道に移籍後、1967(昭和42)年に秩父に譲渡)。長くセメント列車を牽引し、最後のED381の廃車は1988年(昭和63)年と、60年近い車齢でした。廃車後は保存展示されましたが末期は放置され、最終的に2019年に解体されたのはご存じの通りです。合掌😭

■ロコ1000
1001と1002のウィングバネ台車に交換(歯車比変更)後の戦前の形態を模型化しました。回生ブレーキや総括制御のカプラーが阪和の先進性を表しています。パンタは電装を担当した東洋ならではのTDK。阪和の華は南紀直通の「黒潮号」ですがロコ1000ではなく電車牽引。本機の任務は省線との客車授受入れ換えだけだったそうですが、模型では湘南列車から転じたダブルルーフの電暖付き鋼製客車を牽引させてあげたいところ。価格は110,000円(本体100,000円+税10,000円)です

■ED38
戦時買収により国鉄形式を与えられ、昭和20年代にメンテナンス性向上のためにED381は2位と3位に機械室扉を設置。一方、ED382は機械室点検蓋が設けられ、その後2位3位に機械室扉も設置されますが、1位と4位の点検蓋は残置されたためED381とは異なる外観となりました。これによって昭和20年代以降のED38は4輛すべてが異なる外観となります。今回模型化したのはED382。機器標準化が進みPS13を装備した国鉄時代から大井川へ譲渡され、さらに秩父に転じた時代の形態を制作可能。大井川のED105のナンバーも付属します。価格は104,500円(本体95,000円+税9,500円)です

ロコ1000/ED38キットをご希望の方がこちらをご一読の上、5月18日(火)までにEメールでお申し込みください。