時代を切り開いた優等車…153系第4弾です

初春から作ってきた153系シリーズも大詰めを迎え、優等車の一群が登場です。どれも「急行形電車初」の冠詞がつく形式ですが、考えてみると153系の前に急行形電車ってありませんねぇ。ともあれ時代を切り開いた車輌たち。予約はまとめてになってしまいましたが、発売はバラバラになりそうです。それにしてもサハシで寿司、食いたかったなぁ🤔

■サロ153
準急用のサロ95として登場した回転クロスシートの並ロです。3等級時代の1958(昭和33)年に青帯を巻いて登場。急行用としてサロ152が登場した後も製造が続き、1962(昭和37)年までに63輌(うちステンレス2輌)が製造されました。当時の並ロ需要の大きさを窺わせますね。台車は1~37がTR59、38〜59がTR59Aです。伊豆箱根線乗り入れの短編成用にCPとMGを装備した200番代はサロ153 0改造の13→201(TR59)と202、203の新製2輌(TR59A)で計3輌の小所帯でした。

東海道新幹線開通後は優等列車の1等車はリクライニングシート化が進められたことから、サロ153はヨンサントオまでにサロ110に改造されて形式消滅しています。ただしサロ110としては後に1000番代に改造された車輌もあり、サロ153改サロ110が全廃されたのはJR化後の1992年と、他の153系車輌より長生きでした。振り返られる機会が少ない車輌ですが、ユニットの狭窓がカッコいいですよね。

■サロ153 Aタイプ(TR59) Bタイプ(TR59A)

2人用回転クロス1脚ごとに窓を持つため、小窓のユニット窓がずらりと並んだ独特の外観を持つサロ153。TR59装備のAタイプとTR59A装備のBタイプを発売します。他の153系と関連性のない専用車体のために価格は高くなってしまい、どちらのタイプも65,000円+税となります。200番代はご要望があれば製作しますのでお問い合わせください。

■サロ152
準急用だった153系を急行用とするために1961〜1962(昭和36〜37)年に30輌のサロ152が製造されました。最初の急行電車用特ロにして決定版のパッケージングを持ち、その後に作られた急行用サロはすべて亜流でした。製造年が新しく台車はTR59Aのみです。

新幹線開業前にサロ152が配属されたのは宮原だけでした。一族630輌のうち300輌近くが所属した電車区の面目躍如ですが、その宮原の急行編成は中央にサロ152を2輌向き合わせで連結し、両脇をサハシで固めていました。新幹線開業後は田町、大垣にも転じ、伊豆方面ではサロ153 200の置き換えに1967年に3輌がMGとCP取付改造を行い200番代(後に100番代に)が誕生しています。

昭和40年代前半に直流急行の1等車はサロ165で統一する方針が打ち出されたことからヨンサントオまでに半数の15輌がサロ112に改造され、さらに1969年にも3輌がサロ112に改造。残った12輌はすべて冷改済みでしたが、1975年までにサロ112に改造されました。私の中では143Mと伊豆方面の急行の印象ですが、東海道全盛時代を見られた当店のお客様もいらっしゃって、思い出話は羨ましい限りです。独特のバイザーはインジェクションパーツを製作しました。

■サロ152 Aタイプ

153がもっとも輝いていた原形時代の形態。簡易運転台側は両栓で、向かい合わせに連結される急行編成の中核でした。ヨンサントオで東京—大阪急行の廃止によって急行編成は消滅して大垣、田町などへ転出が始まります。また冷房化工事の選に漏れたサロ152はサロ112へ改造されました。価格は68,000円+税となります。

■サロ152Bタイプ

急行用サロのトップを切って152 1が1964年4月に冷房化。6月には152 13が冷房化されて新幹線開業直前の東海道を走りました。1967年からは本格的な改造が始まり、サロ112への改造が一段落した時点で残った12輌のサロ152は全車冷房化されていました。AU12と千鳥配置のベンチレーターが目立ちますが、床下にもMGが追加されています。価格は70,000円+税となります。

■サロ153Cタイプ(200番代)

1966(昭和41)年に伊豆箱根線乗り入れの短編成用にCPとMGを追加装備して201〜203が誕生。翌年冷房化でMGを強化。1969(昭和44)年にサロ152は全車冷房化され、すべての車輌にMGがあるためMG付番代は不要となり、200番代から100番代に改番。MGとCP付ながら未改番だった152 30を加えた101〜104となりました。一部の車輌は専務車掌室に水切りがつき、窓開閉用のツマミが装備されています。Cタイプ200番代はご希望があれば製作しますので、お問い合わせください。

■サハシ153
食いねぇ食いねぇ寿司食いねぇ(^.^) 最初の急行用半室ビュッフェとして「すしコーナー」が名物だったサハシ153は1961〜1962(昭和36〜37)年にサロ152と同数の30輌を製造。最初のサハシということで色々と詰め込み、続くサハシ451以降の標準的な車体に比べ、ビュッフェ部分の窓が1枚多いことが特徴です。1964年から電子レンジの取り付けが始まりましたが、妻板の排気口の有り無しで電子レンジ装備/未装備を見分けられます。台車はTR59Aのみです。
新幹線開通後は余剰車の5輌がサハシ165 50、10輌がサハシ169に改造。これら15輌は車販準備室などの設置で窓割りが変わっているため母体のサハシ153とは簡単に見分けがつきます。そして事業車に改造された2輌を除く13輌は山陽新幹線全線開業まで山陽急行に1輌連結で使用されています。ハ座部分が冷房化されたのはビュッフェ営業廃止後というのが153系急行運用の末期を象徴していますね。製品は原型でビュッフェ部分は新製時からのAU12冷房、ハ座部分は冷房改造前の形態で、価格は73,000円となります。ハ座部分をAU13で冷房改造した末期の形態をご希望の方は部品を用意しますのでお問い合わせください。

サロ153、サロ152、サハシ153は注文生産のため、ご希望の方は7月8日(月)までにこちらを御一読の上、Eメールでお申し込みください。予約はまとめて受け付けていますが、製造の都合上、発売は各車種で前後することもあります。というか、前後しますね、これは。まだクハ153も発売できてないだけに…(汗)