1/87セキ1キット予約受付をはじめました

 いまから20年ほど前、HO1067では古典機からご当地ディーゼルカーまで北海道の車輌が続々と製品化されました。マイナーな車輌までフォローされた森川さんには頭が下がりますが、手持ちの車輌を眺めると肝心な石炭車が足りません…(×_×) 森川さんはセキ1000を作られましたが、手ブレーキのハンドルを妻に移した1960年代の終わりに函館本線の電化が始まった後の形態です。セキ3000は井門さんがプラで作られましたが、やはり黄帯を巻いて手ブレーキは妻…。

 古典機が最後の華を咲かせたのは1960年代前半〜せいぜい1960年代中頃までですが、その時代に合う石炭車は頑張って組んだ珊瑚模型店のセキ3000数輌だけというワタシの寂しい状況。
”オールドアメリカンにセキ3000だけだと、ちょっとなぁ” と思い続けて10余年。その消化不良を解消すべく、需要は少なそうですが意を決してボギー石炭車の元祖、セキ1を作ることにしました。古めの石炭車は前から欲しかったんですよ〜(^^ゞ

 原型は明治44年(!)製造開始のオテセ9500。前期型と後期型では車体長や台車のWBが違うというややこしい話もあります。竣工写真を見ると真空ブレーキ仕様…北海道が空制から真空ブレーキに変わった後の製造なんですねぇ。マレー9850の運炭列車やキューロクの3000トン牽引などオテセ9500は良い写真が多いです。

 とはいえ真空ブレーキでは私の8100や9200が困ってしまうため、オテセ9500を30トン積改造したオテセ11000がさらに改造されたセキ1にしましょう。空制化、内地の自連化に会わせて自連位置変更後の姿。台車は脱線対策でコイルを二段リーフスプリング化したTR17ですが他に類を見ないだけに模型屋さん泣かせ(汗!)

 セキ1の国鉄での用途廃止は1965年ですが、500輌以上製造されただけに、道内では釧路臨港、雄別、天塩炭礦、美唄、大夕張、日曹天塩などに払い下げが行われており、一部は1970年代初めまで残りました。大夕張にはまだありますねぇ。荒っぽい使われ方の石炭車としては驚くべき長寿です。

 ところで…セキ1は戦時中を除き北海道内だけの運用がほぼすべてと思っていたのですが…Rail誌No.16には、なんと折尾の日本炭礦の写真があります。聞いたことがある松浦線からの払い下げかな。九州鉄道や作業局の客車と一緒に5700に牽かれてる姿 をしばし妄想…(^^ゞ

■セキ1Aタイプ
前期車の激しい補強はセキ1ならではですね

■セキ1Bタイプ
輌数的には前期型を上回る後期型。こいつも嵩上げされた炭箱を持ちます

 繰り返された修繕で側板が一枚ものになったり、溶接になったりしてセキ1000に見えるセキ1もありますが、やはりセキ1はリベットだらけが良いです。今回は前期型の補強入りのAタイプと、後期型に三角補強を入れたBタイプの2輌セットとしました。

 セキ1は補強のアングルがキモですが、別部品を差し込むのがシャープかつ簡単ということになりました。側開戸開閉用リンクとロッドも装着。一見、組むのは大変そうですが、朝から組んで夕食前に組み上がると思います。

 価格はAタイプとBタイプ各1輌の2輌セット(当店製品の例に習って入手しやすい真鍮線、ビス、カプラーが含まれていません)で44,000円+税。ご希望の方はコチラを御一読の上、10月31日(火)までにEメールで info@fabtrains.com までお申し込みください。