店主敬白」カテゴリーアーカイブ

さて、果たして誰がどこで?

FABに代々伝わる名画の数々…30年か25年くらい前から所蔵されているペン画があります。以前は飾っていたのですが、部屋の改装以来、ものおきに仕舞い込み、偶然にも先週発掘された2枚の絵。蒸機時代の九州ですが、たしか皇室関のお仕事もされていた画家の方が趣味で描いたものだったという朧気な記憶。C57の方には「光雄」というサインがあります。
 門デフのD60 57は実はD60 67ではないのか、とか、私が勝手にD51と思い込んでいた後ろのカマはC58だろう(私の時代には九州北部のC58のイメージがありません)とか、昨晩、藤井さんが謎解きのお手伝いをしてくれました。
C57の方は17号機ではないかと、これまた藤井さんのご教示です。精密画というわけではないのですが、機関車に限らず、駅構内や背景、人物など、なんとも言えない味がある絵です。キューロクなどあと数枚あったはずですが、まだ発見できていません。
 さて、この北九州の機関車の絵。いったい誰がどこを描いたものか? しばらく店に飾っておこうと思いますので、ご覧になりたい方は是非。皆さんのご意見がありましたら、ぜひ当店FaceBookに書き込んでくださいね。

良い子の153系講座?

 153系。悩ましいです。165系車体流用の目論みは窓柱位置やドアエンジン点検蓋位置などやんごとなき理由で脆くも崩れ、さらに101系の床下機器をけっこう使え…ませんでした…。
 キャスト品(それも大きなもの)は原型製作などコストがかかるので、使い回したい最たるパーツですが、この抵抗器を見て下さい。101系とモハ153初期〜中期車のMR16抵抗器は一見同じなのですが、よく見ると抵抗器を納めるケースの蓋が153の方は二分割になり、さらに下端が101系はR付き、153は直角(断面図参照)と、なんとも憎らしいけど、見過ごせない差があります。しかも101系と同じのを積んでる車輌もいます!
 さらに153後期車のMR16Cは抵抗器部分は蓋を含めて101系と同じだけど、中央にあるMGに風洞
がつくだけでなくダクト形状も違う…結局、101系の抵抗器は諦めて潔く新規で抵抗器2種類を製作であります。この調子で作って行くと結局、床下機器は全部作るハメに!?
 しかも次に作りたい157系も抵抗器は3種類あり、おまけに153系の流用はできない形状…シビれます(泣) 「新性能電車は床下機器、ほとんど同じだから」って言ったの誰ですか!!

誤解されないように着々と…

 FABは実は飲み会の肴でしかないという不穏な噂が立ちそうな今日この頃。これではイケナイと一念発起しましたよ! 一年の計は元旦にあり、です。
 ストラクチャーセールは継続中ですが、皆さんのご協力で空いたショウケースには車輌模型が続々と。普通に模型店に見えてきたんじゃないか? 気のせいか?
 ショウケース展示車輌は完成品として販売も考えていますが、店主多忙で値札を作っている時間がないので、ご希望の方はもう少々お待ち下さい🙇 ガマンできない方はご来店時に聞いてください。
 それにしても開店15年にして、ついに模型屋の体を成して来たんじゃないかと自画自賛。この後は米国型とパーツのセールを画策中。4月からレイアウト製作に入るためにはともかく在庫の山をどうにかしなくてはなりませぬ…。

明けましておめでとうございます

昨年は大変お世話になりました。本年も引き続きご贔屓の程、よろしくお願いいたします。

ロクに製品を作らなかった一昨年に比べ、昨年は頑張って作りましたが、今年もいろいろ予定しております。
というわけで、2019年新製品の予定ですが…。

  • 一次流電はパーツの到着待ちで、1月末までには納品できるのではないかと考えていますが、2月になっちゃうかも。微妙なところです…。
  • 10000系貨車の最後を飾るワキ10000 は丸屋根の初期車から発売します。角屋根は…丸屋根のワキ5000の後なので、まだ時間かかりそうです。
  • 急行電車は165系の再生産を今週中に受け付け開始します。その後に急行電車第二弾となる153系ですが、4月頃から発売開始予定。原型の冷房改造前から冷改車まで、165系同様に車種毎にできる限りのバリエーションを製作していく予定です。
  • 石炭車はもうすぐ予約締切のセキ1000に続いてセキ3000を予定しています。量産車だけでなく。模型化されることが少ない(されたことがない?)開き戸下部がZ断面の初期車も欲しいですねぇ。
  • コンテナ車シリーズ最後を飾る製品としてチラ1(コラ1)を製作します。全盛期を考えると複数輌のセットがいいんでしょうが、ローカル運用になったコラも考えると単品も用意しなくちゃダメですね…。

これ以外にも計画している車種がありますが、目処が付き次第当店ウェブサイトやFaceBookでご案内させていただきます。ご期待ください。

C62 23で溢れ出すアドレナリン!

 Pinecone Productsの松川さんがC62を仕上げてくれました。23号機はC62にとってだけでなく日本の蒸気機関車にとって最後の特急、昭和42年9月30日の6レ「ゆうづる」を牽いた機関車です。
 山陽本線の電化そして東北本線「はくつる」牽引機がDD51に変わったことで消えた蒸機特急は昭和40年10月に常磐線の「ゆうづる」で復活。昭和42年10月の電化までという期限の切られた2年間に平区のC62が投入されたわけですが、その詳細は交友社のSL No.9に記されています。

 平-仙台151.3km。アップダウンが伴うルートを現車13両換算41両の「ゆうづる」はノンストップ2時間15分で走破しました。その5年前の「はつかり」でさえ2時間20分。誕生から20年近くが経つC62で平均70km/hに迫る運転を不安視する声が多かったというのには頷けます。
 停車駅が多いとはいえ震災前の651系で1時間59分。50年以上前の蒸機による2時間15分がいかに過酷であったことか。

 私より一世代上の方は早朝ギリギリの撮影可能時間帯を狙って平詣でを繰り返されたそうで、松本さんの名文を読み返すたびにワクワクしますが、私の時代にはC62特急はもとよりC62急行さえ消滅してしまっていただけに、常磐線で繰り広げられたハドソンの競演は神話の世界です。

 そのC62特急を目の前で再現できるのが模型の良いところですが、私は松川さんに仕業番号「1」を入れてもらいました。平機関区SL甲組仕業番号1は平-5レ-仙台−6レ−平。庫から出てから帰ってくるまでわずか5時間22分。その間、特急だけを牽引する栄光の仕業でした。そしてこの仕業に専ら充てられていたのが平の最好調機、C6223。煙突が少し短いC62 23と20系を前に今日は至福のひとときであります。さぁ、20系塗らなくちゃ!

バキュームブレーキ…悩み多し(>。<)


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vacum3ズルズルと台車が進行中の或る列車もそうなのですが、中型小型木造車に鋼製初期の優等車やオハ31原型を作ろうとすると避けて通れないバ キュームブレーキ。1/80でも市販パーツに恵まれませんが、私のラインナップを完成させるために作りしかありません(^^ゞ
でも車種によって真空シリンダーの大きさが違うし、横置きの空気ブレーキなら目立たない解放時と差動時のロッドとリンク/アームの位置が縦置きでは…う〜ん。
さらに悩ましいのは、ちゃんと台枠が作ってある模型ならホンモノ通り取り付けられますが、台枠がなかったり、簡易的についていたり、いい加減な台枠だったりすると取り付けようがない…(>_<)
ある程度汎用性を持たせたいので、もうちょっと悩みます!