新製品」カテゴリーアーカイブ

6000、7000コンテナ新塗装用インレタ

 コキ5500、コキ10000等に搭載される6000および7000コンテナ用インレタが出来てきました。適合するのはコンテナ塗色が山手線色の「黄緑6号」になったもので、「国鉄コンテナ」表記となります。それ以前の「淡緑3号」時代は私有コンテナを許可していなかったことから「コンテナ」だけの表記で、こちらはWestee Wieseから発売中です。
 ご質問をいただきますが、新塗装(山手線色)のコンテナは「国鉄コンテナ」表記のみで、「コンテナ」表記は原則として存在しません。一方、「淡緑3号」の場合は「コンテナ」表記のみで、「国鉄コンテナ」表記は存在しません。ご購入の際はご注意をお願いいたします。

 今回発売分は6000用、7000用ともに1シートでコンテナ5個分(コキ1輌分)となります。番号違いのシートが10種類あるため、そのまま全部貼れば50個の番号違いのコンテナが出来ます。それ以上の個数が必要な場合は番号の入れ替えが必要ですが、新塗装の時代だとC10やR10なども混ぜちゃうでしょうから、そこまでする人は少なそうですが…。
 価格は各2,500円+税となります。大量に必要な方は番号の重複を避けるためにまとめて購入されることをお奨めします。またC10、R10、コキ車体のインレタは追って発売いたします。

まだまだ続く石炭車😉…セキ1000の出番です

 明治、大正と作り続けてやっと昭和の石炭車に辿り着きました。といっても昭和一桁…石炭車の歴史は長いですね…。昭和4(1929)年に登場したセキ1000は戦時下の大増産時代に輌数を伸ばし、昭和19(1944)年までに1480輌が製造されました。セキ600と似た車体ですが、胴受けが端梁の下になり、開戸や側板等各部の寸法も異なります。台車はTR18の軸距を伸ばしたTR20。アーチバーではもっとも優美なデザインのこの台車を新規製作しました。初期のセキ1000〜1199は側板縦補強3本で、大量生産されたセキ1200〜2479は補強が2本となりました。後に105輌がホキ400に改造されています。


■セキ1000初期車:セキ600の流れを汲む車体ですが主台枠位置が変わり、連結器は端梁の下に。

 北海道に限らず中国地方や筑豊でも使用輌数が多く、山陽本線でD52が牽く伯備線からの石灰石列車では初期車も混じってますね。生石灰輸送の防水仕様は首都圏でも走りました。また道内炭鉱鉄道へも払い下げがあり、明治の古典機との組み合わせもオツであります。廣瀬さんのサイトに生き残った大夕張セキ1000 の詳細があります。国鉄に残った車輌は交流電化に合わせて留置ブレーキのハンドルを妻板に移設するなどの変化があり、ヨンサントオ以降黄帯に。1975年、蒸機の終焉と時を同じくして廃形式となりました。

■セキ1000量産車:大増産時代に登場して1000輌以上が製造された戦前製石炭車の決定版

 今回製作したキットは、古典機が健在で本線も蒸機全盛だった時代。交流電化対策以前の炭箱上に開戸と留置ブレーキハンドルがある形態です。車輪が別購入になる他、入手が容易なビスや真鍮線などは付属しません。
 セキ1000キットの販売形態は
●縦補強3本の初期車+縦補強2本の量産車の2輌セット \46,000円+税
●縦補強2本の量産車2輌セット 44,000円+税
の2種類です。ご希望の方はコチラを御一読の上、2019年1月8日(火)までにEメールでお申し込みください。

そして二次流電も登場です

 FABとWester Wiese共同で製作を進めてきた流電ですが、二次流電はWester Wieseから発売になります。一次流電の好評を受けて、1937年には二次流電が二編成製造されました。一次流電から1年にも満たない期間にもかかわらず大幅な設計を受けた二次流電最大の特徴は、狭窓の並んだ一次流電から一転して大窓となったことです。さらに屋根肩部のルーバーが廃止。サロハとサハに最初からトイレが取り付けられた他、様々な細部にも差異が見られます。

■クモハ52003〜006:大窓になって大きく印象が変わった先頭車。実は前頭部、おでこの造形が一次とは異なります。最初はそれを知らずに一次と二次で辻妻が合わずに四苦八苦でした。前照灯も砲弾型から埋め込みに変更。運転室が全室になったので先頭部もゆったりしたデザインになりました。これもいいなぁ。

■サハ48030、031:スカートの切れ目が変わり、二次流電ではより細かく別れていますが、メンテナンスの関係でしょうか。腰板にフック掛けがなくなっていますが、どうやってスカート開けてメンテしたんだろう。外したのかなぁ。


■サロハ66016、017:二等車部分の1300mm窓が印象的な二次流電サロハ。ベンチレーター配置も一次と異なります。ちなみに三次流電のサハとサロハは二次流電と略同。一次と二次ではガーランドベンチレーターまで異なるとは知りませんでした…。

 二次流電4輌セットは250,000円+税となります。完成させるためには車輪、モーター、駆動系、CP、ビスなどが必要となります。ご希望の方はコチラを御一読の上、11月24日(土)までにEメールでお申し込みください。発売は1月を予定しております。ここまで来ると三次流電にも期待ですねぇ😊

お待たせしました! 一次流電が登場です

 最初の構想や取材から10年…一次流電と二次流電では前頭部形状が異なるなんて知らなかったところから始まり、勉強しながらの進行でしたが、やっとのことで流電がもっとも美しかった関西急電時代をカタチにできました。
 当店が製作するのは旧流こと一次流電。阪神間電化に続き、京都までの電化工事が進む昭和11(1936)年に、高速運転前提の固定編成で登場した流線型電車です。ノーシルノーヘッダーに張り上げ屋根、サイドスカート、高速用ギア比やベアリング採用の軸受など意欲的な内容だったことは釈迦に説法ですね。 フリゲンダーハンブルガーみたいとか言っちゃダメですよ。

■言わずと知れたモハ52002と52001。52002は逆向いてますのでご注意を。前頭部形状は何度修正したことか…(泣) 関西は戦前から戦後の標準となった大鉄形床下機器配置なので、海側は空気側で山側が電気側。切り欠いたスカートからCPや制御器が顔をのぞかせ、抵抗器部分はパンチングの穴だらけであります。80年以上前のデザインとは思えないカッコよさですね。

 一次流電就役当初は神戸←モハ52002+サロハ46018+サハ48029+モハ52001→大阪の編成で、サロハの二等車が神戸寄りという組成でした。狭窓というだけではなく、半室構造の運転台、屋根肩のルーバー、メンテナンス用に設けられた腰板のサイドスカート用フック掛け、トイレを持たない付随車など、後の二次流電とは異なる部分が多々見られます。


■スカ線サハ48の追番となったサハ48029。戦後はスカートを外して本当にスカ線の電車になってしまいました^_^; 急電編成もいいけど、スカート切ってモハ53とも組ませたくなりますねぇ。あぁ、また余計なことを考え始めてしまいました…。

 登場時に葡萄色だった一次流電ですが、昭和12(1937)年に二次流電同様のツートンとなり、さらに半年後には他の流電に合わせて付随車にトイレを設置。サロハ46018は三次流電の追番となるサロハ66020に改番されました。この際に車体全長に渡る雨樋も装備されましたが、これは一次流電サロハ66だけの特徴で、二次流電、三次流電には装備されないままでした。なんででしょうねぇ? キットは作り分けが可能です。改造後は神戸←モハ52002+サハ48029+サロハ66020+モハ52001→京都と他の流電同様に二等車が編成の中央に組成されています。
 中部天竜の取材に始まり、試作の前面を2回作り、ボディも2回の進行具合や苦労話裏話はFcae BookのFABページでご覧いただけます。
■脈絡なくバラバラに配置された二等室部分のベンチレーターとルーバー…図面がないと絶対にムリむり(泣) ご提供ありがとうございます🙇🙇 当初は上図のサロハ46でしたが、昭和12年暮にトイレと雨樋が設置されて下図のサロハ66になり三次流電の追番に。製品はどちらのタイプでも製作できます。葡萄色とツートン、どっちにしようかなぁ。両方?(^^ゞ

 一次流電4輌セットは250,000円+税となります。下すぼまりのスカートは車体と一体…技術の進歩ってすごい…床下機器は外から見える制御器、抵抗器とコンプレッサー(別購入)のみとなります。また完成させるためには車輪、モーター、駆動系、ビスなどが必要となります。ご希望の方はコチラを御一読の上、11月24日(土)までにEメールでお申し込みください。発売は1月を予定しております。二次流電、三次流電はWester Wiese担当です。合わせてお楽しみいただければと思います。

 それにしても、松本さんがPEMPから発売したモハ43形編成に始まり、森井さんのC53流線と参急、城東線のモハ41やP6も作ったし、今回の流電と戦前の関西方面は充実ですね。鉄道黄金時代のもっとも面白い地域だけにむべなるかな?(^.^) 次は阪和かなぁ。

スハニ31(スハニ35650)キットのお知らせです

Wester Wiese=列車工房からスハニ31が発売になります。スハニ35650として昭和5年度に製造された荷物合造車で、昭和16年の称号変更でスハニ31となりました。他が矩形台枠になった時代でも荷重を考慮した魚腹台枠が採用されています。窓の高さはスハ32600と同じながらシルとヘッダーが魚腹採用の一世代古いオハ31等と同じと言う独特の外観でした。

多くは湘南列車を中心に使用されましたが、一部が「燕」用とされ、扇風機や煤煙避けの網戸が取付られたと言われています。今回製品化するのは、戦前の「燕」などに使われていた華やかな時代の姿です。

製品は、カプラー以外全て入ったトータルキットで価格は38,000円+税。発売は来年1月頃を予定しています。注文生産となりますので、ご希望の方はコチラを御一読の上、11月18日までにEメールにてお申し込みください。

モハ164 500番代も登場…しかも、これが最後じゃない!?

 モハ164 500番代はモハ164の非パンタ側に回送運転台を設け、屋根上に前照灯とMG風洞を持つ独特の外観でした。当初の目的は165系との組成ではなく、編成中のM車が足りずにスジに苦労した東海道山陽の153系の増結用。途中駅での解結のために求められたのが回送運転台付きモハ164 500でした。昭和37年二次債務予算で製作された14輌が一族のすべてで、オリジナルDT32など各部に165系初期車らしさが見うけられます。

 宮原に配属された11 輌は昭和38年10月改正で「比叡」「びんご」「鷲羽」の153系10連にクモハ165+モハ164 500を増結する形で使用を開始。運転台付きの特性を生かし「びんご」「鷲羽」では岡山回転車として使用されています。この2連ユニットは岡山の引き上げ線の関係から、方転してクモハが下り方を向くのも異色でした。一方、新前橋に新製配置された3輌はその後長野に転じ、ヨンサントオの169系化の際に再び新前橋に転出しています。




■モハ164 500 Aタイプ:屋根上の前照灯とMG風洞、さらに回送運転台と独特な外観の500番代。他は台車を始め165系初期車らしい装備。ヒューズ箱一枚蓋がA-1タイプ、分割蓋がA-2タイプとなります。

 モハ164 500の冷房化は昭和44〜52年と五月雨式に行われましたが、冷房化前から回送運転台を生かした運用はなくなり、上越線、飯田線、千葉さらにパンタグラフをPS23に変更した後は中央線など様々な線区で他のモハ164と混用され、全車がJR東日本およびJR東海に引き継がれました。
■モハ164 500 Bタイプ:AU72を搭載して冷房改造された形態。新潟、黒磯から下関まで広範囲に使用された時代で、私は「佐渡」に入っていてびっくりしたことがあります。ヒューズ箱一枚蓋がB-1タイプ、分割蓋がB-2タイプとなります。

 モハ164 500キットの価格は各タイプとも62,000円+税。当店の通例で車輪、ビスやカプラーなどは含まれておりません。注文生産のため、ご希望の方はコチラを御一読の上、Eメールで11月5日までにご予約ください。またモハ164 500購入ご希望の方でユニットになるクモハ165をお持ちでない方のためにクモハ165、さらにクハ165を再生産します。ご希望の方はコチラのクモハ165原型クモハ165冷房車クハ165系原型クハ165冷房車の各リストの中からご希望のタイプをお選びになり、モハ164 500と合わせてご注文ください。価格は各タイプとも63,000円+税となります。

 これで延々と作ってきた165系の模型化も最終回…と思いきや、実はまだ出るんですねぇ😜 ちょっと間が空きますが、次の車種にもご期待くださいね〜。