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クハ153低窓と高窓500番代の予約受付開始です

 153系第2弾はMM’ユニットに続きクハ153原型と冷房改造車を製作します。クハ96として登場した低窓車(便宜上クハ153 0番代と呼ばせてください)は従前の国鉄電車の概念を覆すパノラミックウィンドウに貫通扉を組み合わせた造形を持ち、昭和33年10月から80輌を製造。その後は運転台位置を上げた500番代へと移行しました。500番代の高窓はその後の165系や交直流急行電車、さらに近郊形電車にまで広まり、国鉄の代表的な「顔」となりました。

 デザイナーが自由にデザインした感のある低窓と、世間のしがらみを感じさせられる高窓の対比は面白いものです。クハ153は0番代、500番代ともに貫通扉下部に後退角がつき、幌座が車体に埋め込まれた独特の形状で、他の急行用電車と異なる印象を持ちます。幌当のアルミ板がアクセントなのも153だけの特徴でした(後に塗装されてしまった車輌は残念!)。

■クハ153 0 Aタイプ(1〜64):クハ153 0はロストワックスで前面を製作しました。埋め込まれた幌座も一体構造です。台車はクハ153 0では多数派となったボルスターアンカーの揺枕側取付部にカバーのないTR59。実車同様にベンチレーテッドディスクも模型化した上、キャリパーブラケットのシルエットも表現しました。原型車は両栓構造で奇偶数どちら向きにも組成できます。価格は68,000円+税になります。


■クハ153 0 Bタイプ(65〜80):ボルスターアンカー取付部に三角形のカバーを持つTR59Aとなった昭和35年本予算車以降のタイプ。このタイプは準急用にとどまらず急行での運用が始まるために増備されましたが、500番代への切り替えを前に半年間だけの製造だったため、クハ153 0では少数派です。Aタイプ同様に両栓構造で奇偶数どちら向きにも組成できます。価格は68,000円+税になります。


■クハ153 0 Cタイプ(1〜64):前期製造車のTR59装着車を冷房改造。その際に大型MG搭載のために水タンクを移動するなど大きな変化を遂げました。冷房用引き通し線が増えたために原型の両栓から電気ツナギが片栓となり、奇数番号車は奇数向き、偶数番号車は偶数向きに固定されました。ご注文の際に奇数、偶数をご指定ください。価格は70,000円+税になります


■クハ153 0 Dタイプ(65〜80):後期製造車を冷房改造したタイプ。前期車同様大型MG搭載のために水タンクを移動し、片栓化されたために向きが固定されました。ご注文の際に奇数、偶数をご指定ください。価格は70,000円+税になります

■クハ153 500 Aタイプ:初の高運転台として昭和35年に登場した500番代。黎明期の高運転台だけに401系初期車とともに、その後の111系以降とは異なる形状を持ちます。特徴的なのは高窓ながら0番代同様に埋め込まれた幌座と下部に後退角がついた貫通扉。台車はTR59A。0番代の陰に隠れがちな印象ですが、80輌の0番代に対し、500番代は57輌と、実はそれなりの大所帯。前面はプレス製です。価格は65,000円+税になります。

■クハ153 500 Bタイプ:0番代同様に大型MG搭載で水タンクを移設し、奇数向き、偶数向きが固定された500番代冷房改造車。0番代の陰に隠れがちな500番代ですが、新快速のクハでは最大勢力を誇り、末期の東京口や千葉方面の急行ではお馴染みの存在でした。価格は67,000円+税です。ご注文の際に奇数、偶数をご指定ください。

■クハ164 Aタイプ:山陽本線で165系と編成を組んでいたクハ153に制御器や制御回路の変更を行い165系に編入したもの。若番を改造したため、種車はすべてTR59装備車でした。制御用ジャンパ連結器がクハ153と異なるのが特徴です。改造当初は両栓。8輌が改造によって生まれたクハ164ですが、新幹線の延伸に伴い下関から東海道へと転じ、1〜4の4輌は冷房化されずに原型の形態のまま最後を迎えました。価格は68,000円+税となります。

■クハ164 Bタイプ:山陽本線から宮原に転じたクハ164 5〜8は昭和47年に冷房改造され、5、7が奇数向き、6、8が偶数向きとされました。その後神領、大垣と転じ、飯田線や東京に顔を出す運用についたのはご存じの通りです。ご注文の際に奇数、偶数をご指定ください。価格は70,000円+税になります











 クハ153およびクハ164キットは車輪、動力装置、カプラー、ビスなどは別購入となります。ご希望の方はコチラを御一読の上、5月14日(火)までにEメールでご予約ください。

コキ/コキフ10000インレタです












 昨年発売したコキ10000/コキフ10000キットの車体用インレタができました。所属は汐留、隅田川、梅田。これ1枚で3輌分〜4輌分になります。フル編成だと7~8枚必要?😨 価格は2,500円+税です。ご希望の方はメールでお知らせ下さい。店頭にももちろん在庫していますよ〜。

ワキ5000丸屋根車キット。各タイプ作れます😳

「鳶色」の巨体が遠目にも目立つワキ5000。パレットによる大量輸送に対応した国鉄貨物全盛時代の象徴です。今回の模型化は昭和40(1960)年から昭和42(1967)年にかけて製造された丸屋根を持つタイプ(5000~5414の415輌)。台車は登場時の両抱ブレーキを持つTR63Bです(5185〜5264のTR63Dは軸箱守が少し異なります)。第1ロット(5000 ~ 5099)と、第2ロット以降(5100〜)は製造時の形態では留置ブレーキ(第1ロット片側/第2ロット以降両側)、縦樋(第1ロット無/第2ロット以降片側縦樋)、手摺やステップ、魚腹内側の縦補強梁などが異なっています。第1ロットに標準化工事が施されて第2ロット以降並みの装備となった後年はほぼ同じ外観と言われていますが、実は変わらなかった違いもあります。
■ワキ5000第2ロット以降。この形態、もしくは後年に台車が両抱きブレーキから片押しブレーキに改造された形態が、我々が見慣れた丸屋根のワキ50000ですね。

 ワキ5000ばかりを連ねた急行貨物や一般貨物に1輌、2輌が紛れ込んでいるものまで…全国区の貨車だけに牽引機はEH10やEF60に始まり旧型電機、交流機、DD51やDE10、蒸機ではキューロクやD51、ときにはC11。そして北海道のD52もありました。看板列車は西行きだと「西たから」ですね。そしてワキ5000蒸機牽引の華は松本さんが撮影・紹介された「きたたから」です。
■ワキ5000第1ロット登場時: 足踏みの留置ブレーキは4位のみ。ブレーキ緊解表示装置もありません。留置ブレーキのない1位は扉の取っ手もワキ10000同様のものです。そして第2ロット以降との最大の違いは扉下側にあるレールの車端側の長さです。

 東北本線電化前の北海道航送貨物列車。伝統の「ほっかい」が昭和40年10月改正以降D51三重連で奥中山を越えたのに対し、同改正で登場の「きたたから」はワキ5000とコキ5500というボギー車のみで組成され、本務機はC60やC61のハドソンにD51重連補機という三重連でした。この列車に投入されたワキ5000こそが第一ロットで留置ブレーキが片側だけ…「とれいん」161号の松本さんが撮影された写真は必見です…第2ロットが投入された頃には本務がDD51重連に替わっているだけに、やはり第1ロットの登場時は作らねばなりません(*C60を作ってしまった個人の事情です)。
 一方、松本さんが「鉄道ジャーナル」に添乗記(蒸気機関車EXに加筆再録)を残された「第二きたたから」は第2ロット以降のワキ5000が大量に入り、最後のD51三重連で名を馳せました…となると第2ロットも欲しいですね…なんとも悩ましい。
 ワキ5000の第1ロットは側扉下側レールがほぼ妻板に達するものですが、第2ロット以降は扉の車輪を端面から車体中央寄りに移動してレールを短縮しています。この差はけっこう目立ちます…さぁどうする?……とうぜん両方作れるようにします(^^;)


 妻にも変化がありました。第1ロット登場当初は留置ブレーキが片側だけのため、1-2位側にはステップがなく、手掛けも左右同じものです。第2ロット以降は縦樋がついたことになっていますが、第2ロット1号車のワキ5100の竣工写真では両側に留置ブレーキを持ちながら縦樋はありません。銘板が連結器を挟んで両側にあるので、縦樋の装備は意識していない感じがします。
 縦樋が新製時から装備されたのは第2ロット途中か第3ロットからではないでしょうか。銘板が縦樋を避ける形で片側に2個配されている車輌は最初から縦樋を装備していたのだと思います。第1ロット登場時と異なり、第2ロット以降の図では左右にある標識灯掛けですが、新製時は第1ロット登場時と同じ左側だけで、右側はヨンサントオくらいからの保安度向上工事の際に追加されたものです

 意外にもバリエーションの多いワキ5000丸屋根車ですが、キットはいろいろ作れるように考えました。
1) 第1ロット登場時: 扉レール長/1位留置ブレーキ、手摺、ステップなし/標識灯掛1カ所
2) 第1ロット標準化改造後: 1)を両側留置ブレーキとし、縦樋を追加。標識灯掛を2カ所にしたもの
3) 第2ロット登場時: 扉レール短/1位4位に留置ブレーキ、手摺、ステップ/標識灯掛1カ所/銘板両側
4) 第2ロット改造後: 3)に縦樋を追加工事したもの
5) 第3ロット(第2ロット途中?)〜登場時: 扉レール短/1位4位に留置ブレーキ、手摺、ステップ/標識灯掛1カ所/銘板片側/縦樋
6) 第3ロット(第2ロット途中?)〜改造後: 5)に標識灯掛を2カ所としたもの。
ざっと考えて、これだけありますが、まだ他にもありそうですねぇ。

コキ5000丸屋根車キットの価格は
単品: 41,000円+税
2輌組; 79,000円+税
10輌組: 375,000円+税
となります。ハイブリッド構造の車体から床下機器、台車まで含まれますが、カプラーとビス、真鍮線など入手が容易なものは含まれておりません。注文生産となりますので、ご希望の方は3月19日までにコチラを御一読の上、Eメールでお申し込みください。発売は5月〜6月を予定しています。

セキ3000/6000…予約完売しました🙇🙇

もともと製作できる輌数が少なかったのですが、セキ3000キットは予約完売となりました。ご予約、ありがとうございました🙇 

 
FABボギー石炭車シリーズ(?)もいよいよ感無量の最終回。すでにブラス、プラの1/87製品が存在するのに出すのかよ〜と普通は思いますよね。私もそう思いましたが、一方で一連の当店石炭車と同じグレードの交流電化対応改造前のセキ3000が欲しいという声もあり、製作することにしました。

 セキ3000は昭和26(1951)年から昭和40(1965)年にかけて2,730輌が製造されたボギー石炭車の決定版です。全溶接車体を持ち、戦前のボギー石炭車の特徴だった妻板の三角穴が塞がれた他、台車もアーチバーからベッテンドルフのTR41となり、時代の変化を感じさせます。最初の200輌は側開戸下端の補強にZ形断面の鋼材を使用。以降の2,530輌が通常のアングルですが、今回は両方のタイプを模型化しています。

 ここまで作り続けた石炭車の製造年が古いだけに新しく感じるセキ3000ですが、青山さんや杉さんが創られた「鉄道賛歌」では早くに廃止になった上芦別や茅沼炭鉱にも登場します。考えてみれば昭和20年代半ばに登場しているので、上芦別や茅沼といえども路線廃止はセキ3000の製造開始から10年以上あと…そりゃ古典機末期には大量に走ってますよね…。北海道はもとより北陸、中国、九州の石炭や石灰輸送等にも使用され、かの布原のD51三重連に牽かれたのもセキ3000/セキ6000です。
■セキ3000初期車:最初の200輌は開戸下の補強がアングルではなくZ断面の鋼材ですが、組立図ではアングルとの差が分かりにくいなぁ。模型を見るとけっこう目立つんですが。また側板上部補強アングル端がセキ1000同様直線状になっているのが初期車の特徴です(除:汽車製)。キットはどちらも製作できます。初期車の中からもセキ6000に改造された車輌もあればホキ2100の種車にもなった車輌もいます。
 
 セキ6000はセキ3000のスプリングレートを変更して空積ともに65km/hを許容するもの(セキ3000は空65km/h、積55km/h)で、模型的には外観は同じです。昭和44年(1969)からの石炭車55km/h制限実施の前から改造が始まり、最終的にセキ3000の半数以上の1,509輌が改造されました。本州、九州はもとより北海道の根室本線以北はセキ6000となり、セキ3000が残ったのは北海道の夕張線、室蘭本線ですね。製品はハンドル位置が炭箱上にある原型で、北海道、九州は昭和40年代前半までのセキ3000が該当しますが、直流電化の中国地方ではヨンサントオ以降どころかセキ6000に改造後でも、黄帯を巻いてハンドル位置が原型のままでした。
■セキ3000量産車:誰もが見たことのある石炭車といえばコレですね。従前の石炭車と異なり、側板上部の補強アングル端は斜めにカットされています。

 キットはビス、真鍮線なども含まれておらず、台車はModels Imon製TR41を別購入になります。価格は初期車2輌セットが41,000円+税、量産車2輌セットが40,000円+税になります。ご希望の方はコチラを御一読の上、3月17日(日)までにEメールでお申し込みください。ただし、製造数に限りがあるため、締切日以前に予約受付を打ち切る可能性があります。その節はご容赦ください。発売は4月を予定しています。

153系MM’ユニット冷房車です

 原型のモハ152+モハ153に続き、冷房改造後のモハ152+モハ153ユニットの予約受付を開始します。153系は165系より遅れて昭和44年度から冷房化が行われたため、165系で確立した手法での改造です。床下機器配置に余裕のあるクハに110kVAのMG を搭載し、自車を含め最大4輌まで給電。3相引き通し回路が新設されたため、各車にKE5ジャンパ連結器が取り付けられました。冷房装置はモハ152がAU72を搭載する以外はAU13で、165系のようにハザにAU12を搭載した車輌はありませんでした。
 急行用としては峠を越えた後の冷房化ですが、「伊豆」「東海」「山陽」など記憶に残る列車もあります。そして、それ以上に記憶に残るのは「新快速」用として多数の153系が白に青帯の専用塗装となり、京阪神間で大活躍したことですね😊 153系冷房改造車は急行よりも案外、新快速の方がイメージに残っている方が多いかも知れません。模型的にも6連でまとめやすいだけに、次に発売となるクハ153 0、クハ153 500とともにお奨めです。新快速塗装のMM’ユニットは下記D、E、Fすべてのタイプが存在しました。

■モハ152+モハ153 Dタイプ(1〜65):主電動機冷却風を床下から導風する1〜65までの初期車の冷房改造車です。台車はDT24。モハ164同様にM’がAU72を一基搭載し、冷房化後でも風口のないMR16抵抗器の車輌が多かったモハ153はAU13搭載でした。MR16C、DT24Aに変更された車輌をご希望の方はご注文の際にお知らせ下さい。


■モハ152+モハ153 Eタイプ(66〜81):157系での成功から主電動機冷却風を、埃、雨や雪の影響を受けにくい妻板のダクトから導風する形に改め、台車をDT24Aとした中期車とも言うべき66〜81のユニットを冷房改造。抵抗器は初期車同様にMR16です。


■モハ152+モハ153 Fタイプ(82〜161):後期にはさらに改良が進み、中期車の装備に加え、抵抗器中央にMG用風口を設けたMR16Cを搭載することになりました。このタイプは153系M車の製造輌数の半数を占めた多数派でした。新製時の避雷器は〜98がLA13、99〜がLA15です。ご予約時にご希望のタイプをお知らせ下さい。




153系冷房改造車は各タイプとも105,000円+税となります。ご希望の方はコチラを御一読の上、ご希望のタイプ、数輌をEメールにて3月12日(火)までにお知らせ下さい。

高速貨車シリーズ第三弾…ワキ10000丸屋根車

 レサ10000、コキ10000と作ってきた10000系三羽烏ですが、残ったワキ10000を製作します。10000系貨車の一族として電磁ブレーキ、空気バネ台車を装備する最高速100キロの有蓋車は、パレットとフォークリフトによる荷役などの新しいコンセプトを持ち、昭和40(1965)年に試作車が登場。翌年から製造された初期の量産車(10001〜10040)は丸屋根を持ち、軽量化のためのアルミ側板と黄緑の鋼製部分の組み合わせがトレードマークでした。今回はこの丸屋根のコキ10000を模型化します。

 TR203、床下の電磁弁や床下端にある密着自連用の締切コックなど、高速貨車ならではの装備を持つワキ10000は100キロ運転のために通常はコキ10000とだけ組成され、一般の貨車との連結は運用末端のみでした。東海道、山陽本線を始め運用範囲は北海道から九州まで及んでいます。後に丸屋根のワキ10000は集中的にワキ50000(コキ50000併結用)に改造されています。

 製品はこれまでの10000系貨車同様にハイブリッド構造の車体、床下、台車を含みますが、当店製品の通例でビスや真鍮線などは含まれていません。価格は…
○ワキ10000初期車 単品キット 40,000円+税
○ワキ10000初期車 2輌組キット 77,000円+税
○ワキ10000初期車 10輌組キット 365,000円+税
 注文生産となりますので、ご希望の方はコチラを御一読の上、3月5日(火)までにEメールでお申し込みください。発売は5月を予定しています。