新製品」カテゴリーアーカイブ

もうひとつのコキの王様…コキ1000を作ります

Gシリーズ第二弾 。’60年代前半、海上輸送で普及の兆したみせたドライコンテナに対応すべく国鉄は試作を続け、1968年(昭和43年)に特殊装備てんこ盛りのコキ1000が量産されました。ダンパー内蔵の巨大な連結器胴受。乱立規格のコンテナをなんでも積もうと締結装置は移動式とし、コンテナ支持具は2種類を使い分け。現場の混乱が目に浮かぶようですね…。側板天地方向の短さは驚きですが、荷重を受けるのは中央の魚腹なのでご安心を。台車はTR63Bを密閉ベアリングにしたTR215(またしても専用台車!)。模型化したのは片押しに改造される前の両抱きブレーキ時代です。

 コンテナ搭載状態で限界内に収めるべく低められた車体は、模型化すると床板下面からフランジ上端まで0.6mm…走らせようとすると…車高を上げては身も蓋もないので、床板にフランジ除けの穴を開けましたが、これはコンテナで隠れます。そのコンテナはローキューブの20’。“ウォルサーズかなぁ”と思ったら大間違いで、いまや手に入るのは現代的なコルゲートのハイキューブばかり(悲) 70年代中頃までを再現したいので、平板張りのコンテナも作りました。デカールはA-LINEやMicro Scaleで出ていてFABにも在庫があります。K LineでもMerskでもお好きなものを。私はOSKのワニさんが好みです。

 貨物列車にコキ1000が入っていると、カラフルな海上コンテナに行ったことのない外国を想像して楽しい気分になったものです。全国区の運用でしたが、有名なのはコキ5500後期形と組成された「山陽ライナー」でしょうか。先だって発売のレサ900と組ませるのもアルファベット表記が並んでオツであります。珍しいところではキューロク牽引の2軸貨車数輌にコキ1000が入った編成の写真を見たことがありますが…北海道かな? 

価格はキット1輌単品が44,000円+税。2輌組は80,000円+税になります。付属するコンテナはISO 1C規格で、締結装置もコンテナ位置に合わせて固定するようになっています。ビスや真鍮線などは付属していません。ご希望の方はコチラを一読の上、Eメールで8月31日までにご予約ください。

生まれも素性もアメリカン? レサ900のご案内

 FAB “Gシリーズ”第一弾。「レサ」と名がつく車輌を作るのはレサ10000が最初で最後だと思っていたのですが、コレを作る気になった自分自身にびっくりです。レサ900はGHQ命で大量に作られた戦後の落とし子、レキ1が母体。1964年に在日米軍の要望によって4輌のレキ1が国鉄唯一の冷凍機付きボギー貨車、レサ900へと生まれ変わりました。私がこの貨車を知ったのは、30年以上前の「とれいん」誌に載った松本さんの記事で、英語表記にエキゾチックな印象を持ったものです。


 レキ1のシルエットを保っているとはいえ、台枠以下と構体以外は一新され、一端はDGと冷凍機を収める機械室。床下に燃料タンクを装備し、台車はTR24ながら片押しブレーキでリーフが2列という他に類を見ない仕様です。常備駅は当初は東高島。1965年に横浜港に変更され、1966年には機械室屋根にベンチレーターを取り付け。製品はベンチレーター取り付け後の形態で、横浜港を発駅に、千歳、苫小牧、三沢、岩国や九州各地の米軍基地最寄り駅へ運用された時代です。

 高速走行可能なレサ900はヨンサントオ以降も本線貨物列車に混成されました。冷蔵車の編成の中に2輌連結で東北本線を往く写真が浅原信彦氏の著書で紹介されています。この2輌は奥中山を越えた後に分割されて三沢と千歳行きでしょうか。米軍基地は幹線沿いの所在が多く、ベンチレーターがついた時代に蒸機もしくはDL牽引だったのは東北本線の盛岡以北と北海道、長崎本線と佐世保線だと思います。

製品は台車や床下機器を含むキットで、独特の表記はインスタントレタリングが付属します。ビスや真鍮線など入手しやすいパーツは含まれません。またGシリーズは製品化の難しい車種をあえて製品化しているため、簡単な説明書だけになります。価格は1輌(単品)が44,000円+税、2輌組が80,000円+税となります。ご希望の方はコチラを御一読の上、8月22日(水)までにEメールでお申し込みください。

異色のキロハ/キハ18とキハユニ。WWキットのご案内

 Wester Wiese10系気動車キット第5弾は、一般型気動車では異色の存在だった運転台を持たない中間車のキロハ18とキハ18。さらにキハ16改造のキハユニ18。キロハ18とキハ18は専用の空気暖め器や扇風機カバーなどを新規に製作しての模型化です。

 製品のキロハ18は、前期形の1~5で原型(Aタイプ)と扇風機取付後(Bタイプ)の2種類。東京〜千葉方面に使用された後、関西線の「かすが」や日光行きの快速列車に投入されました。キハ55登場に合わせて一般色旧塗装から準急色へ塗り替えられたため、一般色の新塗装を纏うことはなかった異色の車歴です。準急色時代に扇風機が取り付けられ、「ときわ」「かすが」「ちどり」が代表的な列車ですが、後発の優等車の登場で高松へ集結。四国内の準急等に使用された後、キハユ15とキニ15に改造されて1961年に形式消滅しました。同じ準急色ながら車体断面の大きなキハ55の間で肩身が狭そうにしているのも面白いですが、旧一般色に二等車部分だけ青帯を巻いた合増車らしい出で立ちも面白い存在です。
■キロハ18 Aタイプ 原型のベンチレーターだけのもの。日光快速や「かすが」に使用


■キロハ18 Bタイプ 2等車部分に扇風機が取り付けられ屋根上のカバーが目立ちます

 キロハ同様運転席を持たない中間車のキハ18は前期(1〜15: Aタイプ)と後期(16〜31: Bタイプ)の両タイプを発売。前期Aタイプは全室クロスシートで旧台枠のためスマートな外観を持ち、千葉に新製配置後、電化まで活躍。その後は郡山、美濃太田、岡山、小郡、直方、長崎などへ転属しています。私は千葉だけでなく美濃太田でも実見していますが、運転席のないキハ18は独特の外観から目立つ気動車でした。後期Bタイプは扉部座席がロングシートで新台枠。新製配置は田端、千葉、奈良、岡山、徳島で、田端所属車はキロハと組んで日光快速に使用されました。

■キハ18 Aタイプ 戸袋部がメクラで小さい車体断面もあって実際より長く見える車体ですね

■キハ18 Bタイプ こちらは新型台枠で扉まわりがロングシートの増備型

 キハユニ18はキハ16の1~69を改造したタイプ。相次ぐ新型気動車の投入で捻出されたキハ16を昭和41、42年に8輛改造。盛岡、郡山、新潟、岡山、浜田、小郡に配置され、各地の路線で使用されました。その後3と6以外はキユニ18に再改造されています。






上記製品を完成させるには、このキットの他にイモンギア、IMONミニモーターなどを、別途購入して頂く必要があります。カプラーは、標準のKD711、イモンカプラーなどに対応しています。
価格
キロハ18 Aタイプ(一次車原型)48,000円+税
キロハ18 Bタイプ(一次車扇風機改造)49,000円+税
キハ18 Aタイプ(一次)48,000円+税
キハ18 Bタイプ(二次)48,000円+税
キハユニ18 50,000円+税

 注文生産のため、ご希望の方はコチラを御一読の上、8月4日までにEメールでお申し込みください。

ホキ1。完売しました





なんとなんと予約締切日の前に予約で製造数がいっぱいになってしまい完売です〜。ご予約いただいた皆さん、ありがとうございました。脇役的な貨車だったので、あまり数を作らなかったんですが、意外(?)な好評ぶりにびっくりです!

モハ164 800番代が登場です!

 165系の活躍した二大路線は上越線と中央東線ですが、シリーズ第四弾はその中央東線用165系の核心となる低屋根車、モハ164 800番代です。モハ164 801の製造日はモハ164 1と同日の昭和38年2月22日。低屋根車の歴史が165系の歴史と同時に始まったことがわかります。
■モハ168 800 A-1…タイプ

 若番の800番代は波動用にモハ165と組成され、臨時準急などに投入されましたが、中央東線の電化は上諏訪までの時代。キハ58に代わる165系による定期急行は1965年(昭和40年)松本電化完成に合わせた「アルプス」登場まで待たねばなりませんでした。この本格投入を迎えた時点で165系は進化が進んでおり、台車はDT32B、延長雨樋と、上越線の主力とは趣の異なる165系が中央東線の主力となったわけです。

■モハ164 800 A-3タイプ

  中央東線、身延線以外必要とは思えないモハ164 800番代ですが、小は大を兼ねることから将来の転属に備えて最終的に60輌以上が製造されました。山陽地区に新製配置された800番代は耐寒設備を持たない暖地型で、廃車になるまで一度も中央線を走らなかった車輌もあるなど、国鉄の鷹揚さが窺えます。若番のモハ165とのコンビはその後、中部に転じて飯田線などでお馴染みでした。今回は原型、冷改車を同時に発売します。
 製品は春先に発売したモハ164普通屋根同様ですが、低屋根部分は昨年販売した101系800番代同様にロストワックス製。台車、パンタ、床下機器まで付属しますがビスなど手に入り安い部品は含まれていません。価格は66,000円+税となります。注文生産となりますので、ご希望の方はコチラを御一読の上、ご希望のタイプを明記の上、7月1日までにEメールでお申し込みください。
 またこの機会に既発売のクモハ、クハをご希望の方は今なら各タイプをご用意できますので、お知らせ下さい。

Wester Wieseチキ(コキ)5500キットが登場です

 固定編成が前提だったチキ5000を全国展開させるのに当たり、解結を考慮して車体延長とデッキ取り付けを行ったのがチキ5500です。1965年(昭和40年)にコンテナ車の称号変更でコキ5500となっていますが、店主世代はやはりコキ5500の方がピンと来ますね😊 コキ5500は形態を変えて増備されていますが、縦梁の多い一位と二位で異なる側梁を持つコキ5500はこのチキ5500由来の初期に製造された車輌だけです。新製直後から「ほっかい」「こがね」「ゆたか」「西たから」さらに「たから」の増発と、この貨車のお陰で北海道から九州までコンテナ車が初めて行き渡ることになりました。

チキ(コキ)5500: 5100コンテナ搭載車

 製品のプロトタイプは5500〜5573、5574〜5601等で、5602〜6333もほぼ同様の外観。デッキの踏み段は初期の小型のものと、保安度向上で大型化された2種類の作り分けが可能。Wester Wiese/FABの他のコンテナ車同様、コンテナ5個積み前提で本来存在しない床板にウェイトを兼ねて真鍮板を使用して90g前後の車重を確保。牽引しやすく、走行安定性の高さを目指しています。
チキ(コキ)5500: 6000コンテナ搭載車

 発売されるのは搭載するコンテナ5個が付属した3タイプ。チキ5000以来お馴染みの5100搭載車と国鉄標準コンテナとなった6000搭載車は2輌セットで、7000コンテナ搭載車は単品での販売となります。

■チキ(コキ)5500: 5100コンテナ搭載車2輌組 48,000円+税
■チキ(コキ)5500: 6000コンテナ搭載車2輌組 40,000円+税
■チキ(コキ)5500: 7000コンテナ搭載車単品 26,000円+税
※発売は7月下旬頃を予定しています。キットにはカプラー、入手しやすい真鍮線、ビスなどは付属しておりません。

本製品は注文生産となります。ご希望の方はコチラを御一読の上、Eメールで6月24日(日)までにお申し込みください。

「第二たから」等を再現出来る様。追ってワキ1やワムフ100の製品化も予定があるそうで楽しみです。店主の場合「北海」「北たから」と妄想しますが、何輌買えばいいのか…う〜ん天文学的数字になりそうな…💦