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165系第二弾はクハ165原形です

 165系第二弾は原形のクハ165です。プレスで作った前面や車体内側から彫り込みを入れて窓桟が車体ぎりぎりにつくユニット窓など先にお知らせしたクモハ+モハ同様の構成です。

 冷房化前、原形のクハ165は両栓構造でスカート下にはジャンパ栓が賑やかに並んでいました。長期に渡って作られたため、台車、床下機器に年次後との変化があり、趣味的に面白い165系ですが、クハも大別すると4タイプ。床下機器の違いを含めると8タイプの発売となります。各タイプの詳細は下記をご覧ください。

クハ165 Aタイプ

初期に製造されたタイプで雨樋が短く、乗務員扉上に水切りがつき、吊りフックが大きなオリジナルTR69を履いています。最初に上越線、中央線に投入されたのはこの初期車で「佐渡」の上野方の顔でした。新製時から2種類あるヒューズ箱は一枚蓋がA-1タイプ、分割蓋がA-2タイプとなります。

■クハ165 Bタイプ






初期車同様オリジナルTR69ですが、雨樋が乗務員扉上まで伸ばされたタイプ。TR69はDT32と異なりディスクブレーキですが、ベンチレーテッドになっているディスクとサイドフレームからのぞくキャリパーのステーまで表現しました。ヒューズ箱一枚蓋がB-1タイプ、分割蓋がB-2タイプです。

■クハ165 Cタイプ






台車が吊りフックの小さいTR69Bとなったタイプ。クハ165ではこのタイプが最多輌数となり、100輌近くが製造されたました。TR69BもTR69同様に穴あきディスクとキャリパーステーを表現。他のタイプ同様にヒューズ箱は2種類あり、一枚蓋がC-1タイプ、分割蓋がC-2タイプになります。

■クハ165 Dタイプ






165系の製造も峠を越えた頃、時代に合わせて水タンクがFRPに変更となりました。このFRPタンク装備車をDタイプとして発売します。この後、同じFRP水タンクを持つ冷房準備車に移行しました。ヒューズ箱一枚蓋がD-1タイプ、分割蓋がD-2タイプです。







 価格はタイプを問わず60,000円+税となります。当店キットの通例ですが、車輪、高圧ヒューズ箱、カプラー、M1.4とM2.0のビスなどが含まれていません。今回の製品は注文生産になりますが、ご購入の際はコチラを一読の上、4月17日(火)までにEメールでお申し込みください。

165系第一弾。クモハとモハ原形です

 構想15年の165系がやっと発表できることになりました。プレス前面を作ってからすでに5年以上が経過…なんとも長い開発期間でしたが、車体内側から彫り込みを入れてユニット窓独特の、窓桟が車体からはみ出さんばかりの位置にある形状を実現することができました。 

 東北、上越、信越、中央、東海道、さらに千葉に大糸線、飯田線と散々お世話になった電車だけに思い入れたっぷり。なるべく多くのタイプの165を手元に置きたいですよね。101系のときに「まとめて買うのはたいへん!」と怒られましたので、165系は細切れに発売していく予定です。

 最初に発売になるのはクモハ165、モハ164の原形時代。モハ164は500番代や800番代も出ますので、ご希望の方は、今回はクモハだけにしておいてください。800番代は中央線に欠かせないですし、500番代は「鷲羽」や東海道の付属編成だけではなく、新潟転属車は「佐渡」に入っていたので、編成に面白みをつけるのに格好ですね(ただし佐渡のM’164 500は冷房化後です)。サハ165は考慮中で、ご希望の方が多ければ製作しようと思いますのでお知らせ下さい。次回はクハ165 非冷を製作し、その後、Mc、M’、Tcの冷房車、M’164 800、M’164 500と続き、Ts とTbは最後に作ります。M165とTk164もどこかのタイミングで出したいと考えています。

 さて冷房化前の165と言えば昭和38年の登場からほとんどの編成が冷房化される昭和48年まで10年近くに渡った、常に満席状態だった全盛時の形態です。ひとつの編成にサハシが2輌入っていたのはこの時代だけ。冷房化が進み始めた昭和40年代半ばは指定席冷房/自由席原形ということも多く、指定席(あの時代は発売日に並んでも、なかなか買えませんでした)にあぶれて暑い自由席車両で臍を噛んだことも間々ありました。今後発売になる冷房車と組み合わせてそんな思い出も楽しむことができます。

タイプ1:一枚蓋ヒューズ箱

タイプ2:分割蓋ヒューズ箱

 165系は製造が長期に及んだだけでなく、技術が日進月歩だった時代だけに予算ごとに小さな差がありますが、今回は4種類×2種類の機器箱で8種類。妻板のMG冷却用風洞は製造メーカーによって柄が異なりますが、エッチングの貼付で希望のタイプを作れるようになっています。特徴は各タイプのキャプションにまとめました。

■クモハ165 Aタイプ

DT32とDT32Bです

165系で最初に製造されたタイプ。吊りフックが大きなオリジナルのDT32は1/87で初の製品化です。コスト増になるので複数の台車は製作したくなかったのですが、「初期車だから」と切り捨てられないのは…オリジナルDT32装着車はクモハ165製造数の半数近くを占め、その殆どが上越、中央線に投入されて「佐渡」や初期の中央線準急、169に替わる前の信越急行などの過半数以上を占めていた…165系の代表的な編成を組むには避けて通れないタイプだからなんですね。東海道や山陽のMc165+M’164 500のMcもこのタイプです。新製時から2種類あるヒュース箱は一枚蓋がA-1タイプ、分割蓋がA-2タイプとなります。

■クモハ165 Bタイプ

Aタイプと同様にオリジナルDT32装着車ですが、雨樋が乗務員扉の上まで延長された二次車とも呼ぶべきタイプで、この車体がその後の標準となりました。ヒューズ箱一枚蓋がB-1タイプ、分割蓋がB-2タイプとなります。

■クモハ165 Cタイプ

台車が吊りフックの飛び出しが小さくなり、天地方向に伸びた形状で、その後の標準となったDT32Bへと変更になりました。車体はBタイプから採用された雨樋が延長されたもので、DT32Bと組み合わされたこのタイプはクモハ165の中では最初に製造されたAタイプに続く輌数で第二の勢力となりました。上越にも配属されていましたが、東京近辺で雨樋が長いタイプでイメージするのは、やはり「アルプス」でしょうか。上越線、信越線、千葉にもいましたが。他のタイプ同様にヒューズ箱一枚蓋がC-1タイプ、分割蓋がC-2タイプとなります。

■クモハ165 Dタイプ

昭和40年代に入って様々な素材が鉄道車両にも使われ始めました。DタイプはCタイプ同様の形態ですが水タンクが丸いFRP製となっています。165系の床下機器の中ではかなり目立つ変化のため製品化いたします。このFRPタンクはその後、腐食した鋼製タンクの保養品としても使われ、初期車でも搭載した車両が存在しました。ヒューズ箱一枚蓋がD-1タイプ、分割蓋がD-2タイプとなります。








■モハ164 Aタイプ

オリジナルDT32を履く昭和37年〜昭和38年予算の初期車。クモハ165AタイプとBタイプに適合し、冷房化前の時代だと「佐渡」だけでなく「弥彦」「ゆきぐに」「越路」「越後」と上越線だけ見ていてもキリがなく、それ以外の線区も推して知るべし、ですね。クモハ同様にヒューズ箱は2種類あり、ヒューズ箱一枚蓋がA-1タイプ、分割蓋がA-2タイプとなります。

■モハ164 Bタイプ

初期の製造が一通り終わった後に165系の製造がピークを迎えましたが、その時代、台車がDT32Bに変わった年代の車両です。相棒になるクモハ165は、クモハ165 Cタイプが適合します。ヒューズ箱一枚蓋がB-1タイプ、分割蓋がB-2タイプとなります。

■モハ164 Cタイプ

やはりクモハ165Cタイプに適合するもので、DT32Bを装備し、コンプレッサーが101系以来使われてきた1000LのC1000×2から、一気に性能を高めた2000LのC2000×1基に変わったものです。この変更で床下の雰囲気が大きく変わりました。ヒューズ箱一枚蓋がC-1タイプ、分割蓋がC-2タイプです。

■モハ164 Dタイプ

時代の変化で新製時から水タンクがFRPタンクになったもので、CPはモハ164 Cタイプ同様にC2000。同じFRPタンクを持つクモハDタイプに適合します。ヒューズ箱一枚蓋がD-1タイプ、分割蓋がD-2タイプです。

 

 

 

 

 価格はタイプを問わず、クモハ165: 60,000円+税、モハ164: 50,000円+税になります。当店キットの通例ですが、ギアなど駆動系、モーターと車輪、高圧ヒューズ箱、カプラー、M1.4とM2.0のビスなどが含まれていません。
また購入をお考えの方に、いくつか注意していただきたい点があります。
●モハ164は今後500番代、800番代を発売予定で、その際にクモハ165も再生産します。
●モハ165も発売予定です。その際にモハ164も再生産します。
*上記再生産予定の製品は今回より価格が上がる可能性があります。もし予算に余裕がある場合は今回の購入をお奨めします。
 今回の製品は注文生産になりますが、ご購入の際はコチラを一読の上、3月18日(日)までにEメールでお申し込みください。

石炭車インレタ発売です

  セキ1を作ったら、松川さんに「もう市場にはインレタがないんですよ!」と言われまして、それではと石炭車用インレタ(といっても北海道限定に近いですが)を作ってみました。
 セキは各形式を入れてトータル4輌分作れるほか、せっかくなので、私が妄想中のホキやセサも入れてみました。欲張りついでに北炭や夕張も。製品が出ない場合は自作で是非!(^^;) 
 価格は2,500円+税になります。多めに製作していますが、品切れの際はご容赦ください。

 
 

WWチキ5000(コキ5000)キットのお知らせです

 もうひとつのコンテナ車の王様の登場であります。*個人の感想です。
 無蓋車搭載はともかく、日本初のコンテナ車として昭和34年に華々しく登場したチキ5000の製品化です。魚腹が側梁と側板を兼ねた今日にまで続くパッケージングの第一弾で、EH10の牽引する「たから」は絵本に必ず登場しましたね。
■5100コンテナ搭載車

「たから」は次々と増発されましたが、「第一たから」はチキ5000だけの編成でエースの風格十分でした。昭和40年にコンテナ車は「チ」から「コ」へ標記が代わり、チキ5000もコキ5000に変更。翌41年には全車コキ5500へと改造されて形式消滅となりました。
■6000コンテナ搭載車

5100! これを満載した列車こそコンテナ列車の刷り込み

 台車はオリジナルTR63。やはり両抱きブレーキは威厳があって良いです。突放を考慮していないため、後のコンテナ車のようなデッキはなく、側梁につく手ブレーキは国鉄時代はチキ5000だけの装備でした。「たから」の主力コンテナは5000個以上も量産された6000ですが、独特な形態で国鉄広報写真で我々が刷り込まれた5100もついに発売されます。ロストで…とか妄想したことはありますが、重量を考えると、これはインジェクションじゃないと成立が厳しいコンテナですね。ついに出るんだなぁと感慨無量であります。

 既発売のコキ10000、5500後期形同様、コンテナ5個積みで台枠は見えなくなってしまうため、製品では床板に真鍮板を使用してウェイトを兼ね、車重は90g前後と安定した走行に過不足ない数値となりました。キットにはカプラー、入手しやすい真鍮線、ビスなどは付属しておりません。両タイプ共に各コンテナが5個付属。発売は4月上旬頃を予定しています。価格は5100コンテナ搭載車2輌セットが49,000円+税、6000コンテナ搭載車2輌セットが45,000円+税になります。ご予約ご希望の方はコチラを一読の上、Eメールで2月25日までにお申し込みください。

1/87コキ19000キットの予約受付を開始しました






 コンテナ貨車の王様の登場です!*個人の感想です
 コキ19000は20ftコンテナを搭載するフレートライナー用として1969年に製作されました。海上コンテナと同じ規格を持つC900、C901などの20ftコンテナと10ftコンテナ両方を搭載可能とし、さらに40ftも積んでやろうという着脱式の締結装置を開発。海上コンテナが10ft用締結装置を跨いで搭載されるため、全高を限界内に収めるように車体はコキ10000より90mmローダウンされています。完成と同時に20ftコンテナの需要がある汐留~梅田間に投入され、後に汐留~東広島間でいずれもコキ10000と一緒に組成されました。

 製品は3輌セットになりますが、試作要素の大きいC900系のコンテナはエッチング+ロストです。片開きコンテナのC900は天枠の太いものと細いものの2種類。両開きのC901は鋲接、溶接、鋲溶接の3種類。C900の天枠の太いタイプが2つ入るので合計6個です。10ftコンテナはプラ製の6000が付属します。

 コキ19000はコキ10000と異なりコンテナ搭載状態で台枠が見えるため、床板をカットして取り付けるための台枠パーツと、さらに凝りたい方のために空気配管と電気配管の図面が付属します。20ft用締結装置は多数派だったツイストロック。価格は3輌セットで76,000円+税となります。

 また今回はコキ19000と組成するために必要なコキ10000、コキフ10000も再生産します。前回製作したタイプはすべて製作可能ですが、再掲するにはタイプが多すぎるため、詳細や金額は前回の広告をご覧ください。

コキ19000/コキ10000/コキフ10000をご予約希望の方はコチラを御一読の上、Eメールで2月7日までにお申し込みください。

1/87セキ1キットの続編を作ります

 炭礦鉄道を充実させたくておっかなびっくり作ったセキ1ですが、同好の士も少なくないんだなぁとちょっと嬉しくなりました。でも発売した直後から「バリエーションを作れ!」と、けっこう責められて(?)ます。というわけで年末からお正月休みに続編をしこしこやっておりました。これで私の8100や9200は大喜びしてくれそうですが…(^^;)

 今回は開戸に補強アングルが残った仕様をCタイプとして製作。この補強はセキ1前期型(というか前身のオテセ9500の9500〜9625ですね)製造時の特徴ですが、傷みやすい部位なので長年の間に交換されて戦後まで残ったのはごくわずか。しかもこのCタイプは妻板がオテセ9500→11000改造時の木製増炭板のままです。西尾さんの写真集では見たけど、こんなのが戦後までいたのか? という疑問はごもっとも。ところが…小樽の星良介氏は多くの道内の写真を残されていますが、氏が日曹天塩の一坑で撮影された国鉄標記のセキ126がこの仕様でした。嬉しくなりますね。

セキ1 Cタイプ
側開戸の補強までつくとハリネズミみたいです


 一方、Dタイプは後期型。前回作った後期型のBタイプとは側板補強が異なり、妻板はこいつも木製増炭板です。こんなのもいたんですねぇ。星氏が上芦別の辺渓で撮影されています。後の美唄のセキ4でしょうか? このセキが9200やヤドカリのB6に牽かれたのを想像すると楽しい限りであります。

セキ1Dタイプ
オセテ11000改造時の木製増炭板は独特ですね

 セキ1は開閉する側開き戸のヒンジ数も興味深く、オリジナルのオテセ9500のメーカー竣工写真ではなんと3個。ただしこれはテスト的な要素もあって5個、7個にもできるようになっていたようで、初期車は7個で落ち着きましたが後天的に9個になった例もかなりあります。一方、後期車は最初からセキ600以降と同じ9個。今回の製品ではCタイプが7個、Dタイプが9個です。

 価格はCタイプとDタイプ各1輌の2輌セットで48,000円+税。当店製品の例に習って真鍮線、ビス、カプラーなどが含まれていません。ご希望の方はコチラを御一読の上、1月22日(月)までにEメールで info@fabtrains.com までお申し込みください。発売は2月末〜3月初めを予定しています。