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スニ40/スユ44インレタ(ワキ8000も少し)

昨年末にキットを発売したスニ40/スユ44のインレタが出来ました。このインレタでスニ2両、スユ1両ができます。またパレット搭載位置標記は前回のワキ用インレタでは入れられなかったワキ8000用も3輌分入っています。当店のインレタでは珍しく多色刷りのため価格は3000円+税になってしまいました🙇 インレタはモノによって大量に出たりあまり出なかったりで生産量が悩ましいのですが、あまり大量には作りませんでした。通販の方もですが、店頭で受け取りご希望の方も事前にお知らせくだされば確実です。

コンテナ車シリーズ最終回?…チラ1/コラ1です

 昭和35(1960)年に製造開始のチキ5500(後のコキ5500)は当時の地方線区にはコンテナ5個搭載が過大だったこと、製造費が高額だったことなどから製造が中断され、輸送量や実情に則した2軸車が製造されることになりました。こんな事情から登場したチラ1は10m超という国鉄2軸車最長のヨーロピアンな印象持つ車体で、昭和37(1962)年に55輌を製造。東京を起点に札幌、新潟、名古屋、広島、福岡へ運用を開始し、それまで東京-大阪専用だったコンテナの全国展開を担うことになります。本線の主要貨物列車に使用されたことから牽引機は各線のエース級が揃い、東海道山陽はEH10、D52。「ほっかい」はD51三重連で奥中山を越え、北海道内はD52、D51。新潟行き「こがね」はEF16+EF15で上越国境越えでした。

1960年代の代表的な冷蔵コンテナR10(旧形式100)搭載のチラ1。鮮魚輸送に使用された東北筋でのエースでした。


6000、7000、R10搭載のチラ1。側面に扉を持つ7000はチラ1のために生まれたような形式。簡素なステップや手摺がチラならでは。



 こうして全国運用が始まったチラ1ですが、コンテナを常時3個積みという搭載規則によって運用が制限されたことや需要が高まってきたことから製造は1ロットだけとなり、以降はチキ5500が製造を再開されています。チラ1は昭和40年に形式称号変更でコラ1となり、それからしばらく経った昭和41〜42頃には本線の直通貨物から地域間輸送に転用され始めました。華の時期は短いですね…。末期の写真が多く残りますが、製造最初は75km/hだったのに黄帯…^_^; やはりD52の牽く山陽本線の長大貨物や松本さんが撮影されたチラ1組成のD51三重連「ほっかい」を再現したいところです。

R10搭載のコラ1。コラに称号変更された後、長距離運用から退き始め、最後の運用は釧路からの鮮魚輸送でした。


6000、7000、R10搭載のコラ1。北海道や東北などの地域間輸送で見られた形態。コラ1はステップ、手摺などの保安度向上改造後の形態です。

 
 チラの1模型化で悩ましいのは線の細さ。側梁は頑張ってもスケールの2倍になるほど極狭で、そこから生える軸箱守も模型として成立しそうもない薄さです。T断面のややこしい形状を持つ横梁は全ロストワックスも考えましたが、いずれにせよ細い側梁は再現が困難な上、作ったとしてもすぐに壊れちゃいそうなので、既発売のコキシリーズ同様にコンテナ搭載状態で形態が整うよう工作を容易化しました。ただしチラ1/コラ1で目立つ長軸故の飛び出した軸箱はバッチリ表現。チラは幹線貨物列車に組み込まれた当時の原型。コラは手摺などが保安度向上改造後の形態になります。コンテナは既発売のコキ同様にインジェクション製。キットには車輪、カプラー、ビス、真鍮線などは含まれていません。

チラ1/コラ1キットは表(2020/2/4 搭載コンテナを追加しました)の通りとなります。注文生産のため、ご希望の方はコチラを御一読の上、2月25日(火)までにEメールでご予約ください。コンテナ数が限られているため品切れの際はご容赦ください🙇

サロ153 900で153系完結

  155系のご案内でもポストしましたが、サロ153 900を製作します。急行用電車でリクライニングしない回転クロスの並ロはサロ153が唯一ですが、その中でもEF10に続くステンレススキンの900番代は異色の存在でした。
  汽車会社が製造し旧称号のサロ95 901、902として落成したことからも分かる通り、サロ153でも初期車に分類され、153系発祥の地である大垣に新製配置。大垣持ちの153系準急列車に運用され、「東海」の写真も残りますが、白眉は159系と組んだ「ながら」でした。修学旅行の需要がない時期に「こまどり」のスジで運転された準急ですが、159系には2等(1等)車が存在しないため、専らサロ153 900が充当されました。
 その後、準急列車は急行への格上げで国鉄線上から姿を消し、サロ153も113系用サロ110へと転用された結果、900番代もサロ110 900へと改造され、後に冷房化されています。この時代には巣連レス生地から湘南色に塗装されているのがちょっと残念ですねぇ。キットの価格は70,000円+税。ご希望の方は11月15日までにEメールでご予約ください。

 

修学旅行電車155/159系キットが登場です

 モハ82として昭和34(1959)年に登場した元祖修学旅行電車155系。私は「ひので」「きぼう」世代ではありませんが、スキー行の「銀嶺」は、修学旅行色が雪を掻き立てて走るのが良かったですねぇ。当店顧客調査によると…「臨時アルプス」、横浜、久里浜から東北本線経由で日光への修学旅行、「伊豆」や最後の中部ローカルなど、意外に乗っている人が多い電車です。全盛時は東京-大阪、名古屋-大阪の準急や電化後の中央西線にも入っていますね。皆さんはどんなオケーションで155に乗りましたか? 

 長期間製造された155系はバリエーションも多く、昭和34(1959)年の一次車は153系初期車同等の内容。昭和36年の二次車は妻にダクトを設けた153系後期車同等。昭和39年の三次車はクハの雨樋を延長。昭和40年の16連化(!)用四次車はクハ前部の角形押込通風器が特徴的です。四次車は客扉点検蓋が165系同様低い位置にあり、M車の床下機器/配置も大幅に変更されているため、今回の製品では製作できないのが残念! 田町車の大半はベンチレーターが押込式に改造されましたが、さすがに冬の上越線や中央線でグロベンは…^_^; 

 修学旅行運用を解かれた後は4+4シート化などを実施されて波動用となり、その後は塗装も湘南色になっています。田町車は新製から廃車まで移動することはありませんでしたが、当初宮原に配属された関西用は明石、網干、宮原と転属を繰り返し、最後は大垣で終焉を迎えました。


■クハ155 Aタイプ 一次車(1〜8)と運転席側窓に雨樋がつく二次車(9〜12)が製作できます。
スカートがないために配管丸見えで、その下にスノープラウが顔を出す姿は勇ましくて良いです。70,000円+税です。

■クハ155 Bタイプ 田町所属の一次二次車のベンチレーター押込改造車。改造は昭和44(1969)年から開始されますが、一次車のTcでは3と4。二次車では9と10が確認されています。価格は70,000円+税になります。

■クハ155 Cタイプ 165系中期車同様に運転席側窓まで雨樋が延長された三次車のクハ(13〜16)です。斜めの雨樋延長部分はロストパーツになります。70,000円+税になります。

■クハ155 Dタイプ 三次車の中でベンチレーターが押込に改造された田町所属車。13、14が改造されていることが確認されています。扇風機カバー塞ぎ板も付属します。70,000円+税になります。

■モハ154+155 Aタイプ 妻に主電動機用ダクトのない一次車(1〜6)。昭和35年に耐寒改造を実施し、抵抗器間には風洞を設けた形態を模型化。モハ154は通風器と扇風器設置のために直流電車には珍しく台車とパンタの中心が一致していませんでした。*抵抗器間にダクトのない登場当初の形態でも販売できます。ご希望の方はお知らせ下さい。M’+Mで105,000円+税になります。

■モハ154+155 Bタイプ 一次車の押込ベンチレーター改造車。主電動機用風洞は床下のままでした。一次車は妻に風洞がないためパンタへの配管も二次車以降とは異なります。モハ154 3+モハ155 3の改造が確認されています。M’+Mで105,000円+税です。

■モハ154+155 Cタイプ 二次車(7、8)、三次車(9、10)は157系から採用された主電動機用風洞が妻板に変更され、ダクトが設けられました。153系後期車同様の変化が見られる車輌です。M’+Mで105,000円+税です。

■モハ154+155 Dタイプ 主電動機用ダクトが妻板に設けられた二次車(7)、三次車(9)の押込ベンチレーター改造車です。二次車以降は妻板のダクトを避けてパンタへの配管が変更されています。M’+Mで105,000円+税です。

■サハ155 Aタイプ 一次車(1〜4)だけに存在した付随車。二次車以降は運用面から先頭車が有利としてトレーラーはクハのみの製造となりました。価格は54,000円+税なります。

■サハ155 Bタイプ サハ155も田町に在籍した2輌(1、2)は東海型ベンチレーターへの改造が施されています。価格は54,000円+税なります。

■159系 ご要望があれば、155系を中部地域の修学旅行用だった159系へ改造する説明書とパーツをご用意します。クハ159、モハ158+159、サハ159が製作可能です。ご希望の方はお知らせ下さい。価格は155系の各タイプと同じです。使用された「こまどり」は同じスジの「ながら」とともにデイタイムの運用が多かったので、写真も多く残ります。「東海」でも走りましたね。私が見たのは木曽森林を見に行った時の電化後の中央西線の臨時「きそ」でした。こちらも最後は湘南色になっています。作る気満々(^^;)

■サロ153 900 先だってサロ153 0〜を製作しましたが、続いて900番代を製作します。国鉄初のステンレス電車(スキンだけ)として名高い同車は大垣所属で153系「東海s」に組成されるのが前提ですが、「こまどり」運用のない時期は同じスジの「ながら」として159系と組成して運用されました。私はとうぜん(?)159系と組ませて「ながら」であります。後に湘南色化されてサロ110 900番代となり、113系と組成され、最後は冷房化までされましたが、サロ110 900作る人…いないですよね、たぶん。価格は70,000円+税になります。

上記155系、159系およびサロ153 900は注文生産となります。予約は全車同時に受付させていただきますが、発売はクハ、モハ+モハ、サハ、サロなど五月雨式になる可能性があります。ご希望の方はコチラの注意事項を御一読の上、11月15日までにEメールにてお申し込み下さい。

銀色の客車第二弾…スニ40とスユ44です

 製品化が実車の登場順とは逆になりましたが、先般のワキ8000に続く銀色の荷物車はスニ40です。スニ40はヨンサントオから始まる荷物車へのパレット導入に合わせて昭和43(1968)年から翌年にかけて41輌が製造されています。同時期に客車改造で生まれたマニ37がAパレット搭載用なのに対し、Bパレット搭載用のスニ40はワキ10000をストレッチしたようなアルミ地のままの有蓋車然とした外観を持ち、客車列車に組成されると異彩を放ちました。それでも上作用の解放梃が客車ですね。
 荷物列車だけでなく、新聞輸送用として夜行急行にも連結され、「鳥海」「八甲田」などが頭に浮かびます。製造開始後、手小荷物(客車列車)は小口貨物(貨物列車)に統合される計画が浮上して早期に製造を中止。後継車は、より貨車に近いワキ8000でした。


■スニ40前期車(1〜19もしくは20):暖房管カプラーの妻板への設置位置が左右非対称で、側板の引き戸留めはワキ5000や10000同様に地上から扱い易い低い位置に設けられています。価格は単品 48,000円+税 、2輌組 90,000円+税、図はSG車ですが、EG車を製作される方は別売の電暖ジャンパ栓(1輌分 500円+税)をご使用ください。


■スニ40後期車(20もしくは21〜:番号調べきれませんでした。知っている方は教えて下さい):暖房管カプラーが左右対称となり、引き戸留めの位置がホームから扱い易い高い位置に変更されました。価格は単品 48,000円+税 、2輌組 90,000円+税、図はEG車。電暖引き通し付きの車輌を製作される方は電暖ジャンパ栓1輌分 500円+税となります。


■スユ44:スニ40と同設計の護送便郵便車で、郵政省所有車として昭和46(1971)年から12輌が誕生。スニ40後期車同様の外観を持ちますが、標記取付板が異なります。東海道山陽筋の郵袋輸送に当たり、末期には牽引機がEF62となったことから電暖化(引き通しのみ)されましたが、番号に変更はなかったようです。価格は単品 48,000円+税 、2輌組 90,000円+税、図はSG車ですが、末期のEG使用を製作する場合は電暖ジャンパ栓1輌分 500円+税となります。

各種製作を考慮したワキに比べてスニ/スユは専用車体のため、組立は少し簡単になっています。キットには車体から床下機器、台車まで含まれますが、カプラーとビス、金属線など簡単に手に入る部品は含まれておりません。注文生産となりますので、ご希望の方は10月31日(木)までにコチラを御一読の上、Eメールでお申し込みください。電気暖房車の電暖ジャンパ栓も同時にご注文いただいた方が確実に入手可能です。ご希望の方は車輌キットと同時に必要輌数分をご注文ください。
さて、スニ40を作ると、とうぜん「スニ41はどうするんだ?」と言われそうですが…(汗)