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さらに荷物電車…


DSCF0840さてさて、オジサン世代がクモユニ74と聞けば頭に思い浮かべるのが、白熱球の前照灯を持った、この大目玉。昭和30年代に東京口に投入されたときは旧性能電車にも関わらず、111や113などの新性能としか連結できない電車として知られていました。80系はクモユニ81に任せていた共存時代です。

その後、ジャンパ栓などの改造が行われ、めでたく(?)80系とも連結できるようになっていますね。やっぱりカッチョいい。大目玉は100番台、さらに200番台にも改造されて上越線でも走っていました。EF16撮りに行ったときにいたなぁ。

で、こいつは…DSCF0855「クモユニ74でスカ色ってあったの?」と言われてしまいそうな、この塗装。松川さんに「湘南色の塗り分け線の方が自然だなぁ」と言われましたが、たしかに前照灯の中央で塗り分ける湘南色の方がまとまりが良いような…(^^;)

スカ色のクモユニ74がいたのは意外なことに千葉。スカ色の113系と連結するために各地から転属してきた車輌が塗り替えられて投入されていました。私はクモハユ74とも連結したくてスカ色であります。シールドビーム車、人気ないと思って最初は作らなかったんですよねぇ。ところが「なんで出さないんだ!」の声に押されて後から発売しました。作ってみると完全切妻のクモニ83と角柱にRがあるクモユニ74。けっこう変化があって楽しいものです。

クモユニ74は抑速ブレーキのついた車輌と連結するための読み替え装置がついた200番台用パーツも作りました。クモユニ74の200番台と言えば、お相手はクモユ141。Wester Wieseからの発売もそう遠くない将来みたいですので、期待して待ちましょう!
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お待たせしました〜


DSCF0832ご依頼いだたいた方々には年初お渡しの約束だったのですが、塗装をお願いしたPinecone Productsの松川さんが思わぬ負傷! リハビリの最中にもちょこちょこ作業を進めていただいた荷物電車の完成品がやっと納品できることになりました。タイヘンお待たせいたしました。

ここまで5種類作ってきた荷物電車ですが、同じように見える切妻の全面でもいろいろあるものだなぁ、と改めて思いますです。 作っといていうのナンですが(^^ゞ

DSCF0845こちらは定番のクモニ83。新潟から下関までカバーする使い勝手のヨイ電車ですね。乗務員扉と荷扱い乗務員の扉が並んでいるのがモデラーに響きます。製品は2個パンタの初期型ですが、後期は1個パンになりました。800番台も作りましたが、紹介は別の機会に。

新性能電車から80系まで相手を選ばないオールマイティな荷物電車です。両端クモニ、中間はモハ72をずらっと組成した新潟ー名古屋の上越、東海道線を股に掛けた荷物列車(電車?)なんてのもありました。クモニだけの3連なんてのが大幹線を走っていたのも思い出であります。

DSCF0825で、こちらはクモユニ74ですが、異端車として知られた104。クモニ83なら当たり前なのに兄弟車のクモユニ74で完全切妻はこいつだけ。一見クモニ83と同じ前面なのに手掛けを始め、あちこち違うのが模型作りの落とし穴です。

切妻の荷物電車って塗装がビミョウ…。
前照灯まわりでもライトケースが塗り分け線通りなもの、橙色で全部塗っちゃってるもの、雨樋下の塗り分けも緑があるもの、ないもの、太いもの、細いモノ…と時代や配属の違いかと思えば、同じ時代の同じ電車区でも差があったりして…。
これって工場でテキトーに塗っちゃってたんでしょうねぇ。

「通常の模型じゃあり得ない、塗装後の作業の細かさに閉口…」と松川さんにコメントをいただきましたが、お陰様で素晴らしい仕上がりです。
そんな苦労の末に仕上がった荷物電車たち。手にされた方は末永く可愛がっていただければ幸いです(^^)v

そしてクハ47 50で〆


47069_4クモハ61005の相棒は2扉のクハ47069。クハ47 50番代はサハ48を制御車化したもので、KDさんは以前、47074、47076を作られていますが、これはもともと上越線用に改造された特殊な2輌で改造時から前面Hゴム。一方、069は木枠窓。仲間の2輌と共に最初から飯田線に投入されています。47069このうち069は2輌あった奇数車の1輌でしたが、もう1輌の071は落石事故で廃車。飯田線の旧国末期にはこの069と偶数向きの070が残っており、数少ない前面非貫通の電車でした。とくに069は飯田線省形最後の頃、伊那松島で重用されることが多かったです。

KDさんの飯田線第二弾はこれで終了。「平妻は作り切った」とのお言葉は、う〜ん、たしかに。いまは80形を作りつつ、Wester Wieseから半流が発売されるのを待っていらっしゃいます。KDさんの半流も楽しみですね。合いのこもいいなぁ。

両運車もなかなか…クモハ61


61005_23扉車第三弾は、これまた飯田線の名優、クモハ61。関西にいたクモハ40昭和7 年度車をMT30に換装して出力増となった車輌で、61001と002が阪和線に止まり、003〜005が飯田線にやってきました。飯田線では珍しいロングシート車ですが、両運の便利さを買われ、増結や2連のローカルなどでけっこう出番の多かった電車です。私は阪和の002を、しかも阪和快速色で作ろうと思ってますが、飯田線転属車も静鉄形幌で異なった魅力を持っています。

KDさんの作られたのは61005。004と共に方転車です。クモハ42もそうですが、両運車の愉快なところは編成によっては相棒のクハ側にパンタがくることですね。半流なら当たり前ですが、前パンで風を切るイメージの平妻車も、こんな編成ができます。61005_1

クハ68にも歴史あり


409_3今日もKD先生の作品の続きです。昨日のクモハ51069の相棒になっているのは、3扉のクハ68409。これまた、かなり面白い電車です。ご存知の通り、オリジナルのクハ68は半流のみで平妻は存在せず、こいつの出自は平妻クハ55改のクハ68064。クハ55をクロスシート化してクハ68の仲間入りをしていますが、飯田線らしいのは奇数番号なのに偶数向きというところ。なんだかんだで大変なことになってしまっていた省形電車末期が好きなら嬉しくなってしまうような電車です。

この車輌、実は飯田線の歴史に残る3扉車です。昭和36年に後の日車となった豊川分工場で便所取付が行われてから転入しています。クモハ51069と同じ時期ですが、これは飯田線としては初の409_13扉クロスシート車でした。昭和40年代以降になると飯田線の主役となった3扉クロスシート車ですが、飯田線に入りだした時期は意外に遅かったのですね。便所取付の際に側板の窓は塞がられることなく、曇りガラスとなっていますが、妻板はこの通りメクラになっています。その後、便所取付車は400番代へ改番され、この車輌も昭和43年に68409となります。だけど元祖・便所付き3扉車なのに、若い番号じゃなかったのはなんででしょう。ちょっと調べたくなる話です。

さて、飯田線の電車は2枚幌が標準。この点で戦後の関東の影響を受けている印象ですが、飯田線らしく、多くの車輌は幌枠の奥行きが長409_2く窓のついた静鉄形に改造されていました。とはいえ転入前の状態を保ったままのものもあり、クハ68409も大鉄形の1枚幌の幌枠に幌留め用のフックがついています。模型だと引っかけて壊しちゃいそうで要・取り扱い注意。運転席窓はHゴム化され、写真と反対側の乗務員扉は静鉄形になるなど、後天的な変化が楽しめるのも飯田線の愉快なところであります。

 

飯田線ふたたび…であります


51069_2作りまくった飯田線の旧国を春先に発表させていただいたKDさんの作品。その後も続々と完成されております(^。^) 前回までの2扉車に加え、今度は3扉車も登場。お、クモハ51069ですな。平妻3扉車は飯田線の少数派ですが、その中でも昭和7年度車しか存在しないオリジナル平妻モハ41の生き残り。タブレット保護棒が特徴ですね51069_1。初の20m3扉車として城東線に投入されましたが、岡山に集まった仲間と別れ、早くから飯田線入りしただけに、その後の主流となった戦後の関西型の特徴はなく、プレーンな印象です。明日からも3扉車を紹介致しますので乞うご期待!