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つく折り合い、つかない折り合い?


さて、困った問題はカプラーの取り付け位置というか、台枠下面の高さ(低さ?)であります。
コキはどいつもコンテナを積んで車輌限界に収まるように、台枠がギリギリまで下げてある。
なので、普通にカプラーを付けたら、カプラーが下がり過ぎてKadeeだとトリップピンが線路に当たっちゃうんですね。ポイントなければ当たりませんが(^^ゞ
逆に言うと、カプラーが普通に付いているコンテナ車の模型は台枠の高さを上げて逃げているというわけです。気持ちはよ〜く分かる。

でも、皆さんもコンテナ積んでないコキって見たことありますか?。
誰もが最初に驚くのは、台枠のあの、異様な低さだと思います。腰掛けられちゃいそう…。
これを再現するためにはカプラーの取り付けを考えなければなりません。
ポケットを台枠にめり込ませるとか…カプラーの首がオフセットしてるやつ(KadeeとかModels Imonであります)使うとか…。

ところがやって来た西野さんに名案あり。これは一気に解決して次のステップに進めることに。
どうしたかは、製品が出来たときのお楽しみ。
TR63Bしかも、それだけじゃなくて…西野さん、手が早い…(・o・)

TR63の設計、もうできちゃってるのぉ?
なんでも引き棒の調整機能がないやつとか、少しだけ調整できるやつとか、思いきり調整できるやつとか、TR63は3タイプくらい作2682-1るとか。やるなぁ。

で、10000形の方はレサにも使ったTR203であります。ダンパーが45度の角度で付いて好評をいだたきましたが、これまた問題があるんです。

コキ10000は登場直後、コンテナ荷役のフォークリフトのフォークが件の飛び出したダンパーにぶつかる物損事故が多発し、円形のガードを台枠下部に装着しました。ところが、これをつけちゃうと台車が首振りはともかく、スイングできないんですね。台車がモロにガードに当たる…。

ホンモノはホイールトラベルが25mmとか30mmくらいだからいいけど、模型では…。
カトーの16番(12ftを4個積みなので、とうぜんガードはついている時代の模型)でも省いちゃってるのだから、ガードと走行性を両立させるのは難しいことがミエミエです。
でも青い台枠に白いガードは目立つし、付けたいなぁ。ちょっと頭をひねらなくちゃ。

で、おっ、西野さんはこんなのまで描いてますねぇ。
chiki5000-a







カッチョいいっ! 
「たから」ならコレしかないという東海道に生まれ東海道に殉じたコキ5000というか、チキ5000。
Wester WieseはEH10も作るし、とうぜんと言えばとうぜんの構想ですが…。
とんでもない格好した5100、別名亀甲コンテナ…これもプラしかあり得ないですなぁ。高そう…。
某16番でロストの5100があったけど、重さが…(×_×)
そういえばEH10の量産車と試作車って窓や車体長含めてまったく別物ってホントですか?
西野さん、秘蔵の図面を今度、見せて下さいね。
おっとおっと、いくら図面描くのに疲れても現状逃避はいかんです。

チキ5000も、車体短くてサイドフレームの梁が多い初期型コキ5500も、ついでに夢のフレイトライナーのコキ19000もとりあえず置いといて、頑張ってコキ10000と5500、作りましょうね!
と書いたらところで、いい加減、引っ張り過ぎなので、コキの話はとりあえず終わり。
またいつかお会いしましょう!

まだ寒いから、コキ10000でもアツく語ろう!


今回は多分に個人的な思いであります。
「コキ10000形は我国の貨車の至宝だ」と、かのプロフェッサー吉岡も同氏のサイトで述べられていますが、まさにその通り。
10000
10000形の貨車。それは国鉄技術陣が目指した貨車の頂点。
フレートライナー……子供ゴコロをしびれさすコトバであります。
ただただ速さを求め、大幹線をまっしぐらの韋駄天走り。
急行列車さえ、そこのけ、そこのけで待避させたという伝説の高速貨物列車。
魅惑の一族はごくわずか。当店で昨年模型化したレサ10000の系列、今後製作予定のワキ10000、そして今回模型化するコキ10000形の系列だけという存在。

空気バネを持つTR203系の台車、電制と高圧力のブレーキシステム、新性能電車や特急客車みたいな台車搭載のブレーキシリンダー、密着自連(これは模型はちょっと…)…。
コキ5500の最高速は85km/h。その後継のコキ50000は95km/h。
国鉄末期までは唯一10000形だけが100km/hを許されました。

50000形との差、わずか5km/hのためにややこしいシステムを組み込まれ、高速貨A運用を独占したエースぶり。うん、頼もしい。
言い方を変えればEF66を始めとする貨物用高性能機の性能をフルに発揮できる貨車は一連の10000台高速貨車のみだったのです。
特殊な存在だけに現場の方はお守りで大変だったでしょう。乗務された方のブログにも、それは垣間見られます。
http://shinano7gou.at.webry.info/201107/article_7.html

さて、抜くことはあっても抜かれることはない、幹線食物連鎖の上位に位置する貨物の看板、10000形だけど、機関車もヨカった。
東海道山陽のEF66はあまりにも有名だし、その先っちょのED73 1000とかもアリですが…
それ以外にも東北本線「北たから/北海ライナー」のEF65重連(最初はEF65 500F重連で、後にEF65 1000重連に代わった…ロクゴーのセン重連運用は後にも先にもこれだけでは?)。
黒磯から先のED75 1000重連は奥中山を越え、北海道に渡ってからのDD51重連もあったなぁ。
他にもイロイロありますが。

あれ、興奮してコキ10000の実車のことばかり書いちゃった。
でも、この貨車もマトモに作ろうと思うと一筋縄ではいかないんですね。
前回も書いた問題なんですが、なんと、なんと、その解答はないまま、コキ豆知識は次回に続く。

とりあえずイロイロ考えてみた


さて、コキを作るということで、Wester Wieseの西野さんと、どうやって作るかミーティング。
ともかく、最初は…
コキ10000
コキフ10000
コキ5500
を作ろうということになったわけです。
10000形もいいけど、やっぱ5500形がないと普通に貨物列車できないですよね。
5500形なら長編成もいいし、ジェネラルフレイトの貨物列車にちょこっと混ぜてもイケるし。
小海線でC56に牽かせることまで出来ちゃう。うっ、Vコンテナ…。

ともあれ、この3車種あれば、奥中山も電化前、電化後両方できちゃいますから、もう安心です。
ワキ5000とワキ10000……次に作りましょう。

車種を決めて、さらに詳細を煮詰めていくと、2人とも見てきた時代はほぼ同じだけに、コンテナは貨物輸送全盛時代の10ftを5個積みしかあり得ない。
12ftが4個じゃヨンサントオできないし、ね。
コンテナはとりあえず6000、C10、R10を作り、以降は車種を増やすと同時にコンテナの種類も増やして行こうというわけであります。
コンテナは…プラのインジェクションでしょうね。
C10をエッチングで作ったら(作れたら?)…かなりコワイものになりそうな…。

このコンテナ、ちょっと頭を使う必要があります。
というのはホンモノのコンテナとコキは緊締装置で固定されるのですが、車体側はともかく、コンテナに緊締装置の片割れ(楔状のやつ)がついている模型がないんですね。
これだとコンテナ単体で置いたときにちょっとアレな外観になります。
コキに搭載した状態でも横から見ると、やっぱり、ちょっとアレな…(^^;)
やはり上下に付けたいですね、緊締装置。

で、コキの車体の方は…
とりあえず魚複のサイドフレームはプラインジェクションで決まり。
10000形は全盛時代が欲しいから、コキは手摺板取り付け前ですね。
コキフは出来たばかりの発煙筒がない時代を作っちゃうと東海道山陽専用になっちゃう。
尾灯はまだケースがついてなくて、手摺板埋め込みのやつ。
でもって、東北や北海道にも行けるように発煙筒がついた時代ですね。
そうじゃないと東海道もEF65 500Fになっちゃう。EF66はまだ出来てない時代ですもの。
西野さんがEF90作ってくれたときは発煙筒無しも考えましょう。

一部にはコキフの試作車熱望! の声もあるけど…
う〜ん、窓が多いだけじゃなくて駐車ブレーキがチェーンでその取り回しも違うし、チェーン避けるステップも形状が違うんですけどぉ(汗!)
fu10000こんな感じかなぁ

で、コキ5500は…サイドフレームの梁4本で車体延長後の後期グループで行こうとなりました。
コキ5500、最初の車体が短く、梁の多いやつが有名ですが、輌数では車体延長後の縦梁4本がマジョリティ。全国区でやるなら、こいつ↓ですね。コレが無難であります。
5500-a






drawing基本設計は…はい、毎度出てくるコレですな、コレ。お馴染み国鉄設計事務所図面集。
たまに「お前ら、図面ないと模型できないのか?」と言われますが、できません。
私も西野さんも、二人合わせて20年以上も模型メーカーやってるのに、写真を見て模型を作るという技術をいまだにモノにできてない(^^ゞ

 そんなこんなで設計が始まりますが、いきなり困ってしまう問題続出ですぞ。
その困った問題はな〜んだ? 
と謎かけしながら次回に続く…。

FABとWester Wieseが共同企画、やりますっ!


title精密模型でお馴染みのWester Wieseとレサ10000でプラスチックインジェクションの修行(?)を積んだ当店の共同企画、Freight Factory…FFシリーズがスタートします。
レサ10000でご好評をいただいたプラインジェクションとブラスのおいしいどころ取り。発売は今夏〜今秋を予定しています。

気になる価格はレサの経験からキットは1万円台の真ん中あたり、完成品は3万円台前半。
キット15,000円/輌、完成品は30,000円/輌が開発ターゲット。
もちろんコンテナ搭載での価格です。
たくさん必要な車輌だから極力頑張りたく思っております。
コキフは…もうちょっと高くなっちゃうと思いますケド(^^ゞ

Wester WieseとFABでは度重なるミーティングを重ねていますが、従来の究極を目指したコスト青天井のブラス製品と異なり、限られたコストの中でどれだけのことを盛り込め るかという新しいチャレンジに興奮しております。
詳しい内容や開発スタンス、開発状況などは順次報告させていただきます。
というわけで、コキの話は次回に続く。乞うご期待!

3月セールのお知らせです


毎年恒例になっている3月のセールですが、今年も在庫品について、店頭、通販ともに15%offで販売させていただきます。消費税値上げ前の最後のチャンスですので、購入予定のものがある方は是非ご利用ください。