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まだ寒いから、コキ10000でもアツく語ろう!


今回は多分に個人的な思いであります。
「コキ10000形は我国の貨車の至宝だ」と、かのプロフェッサー吉岡も同氏のサイトで述べられていますが、まさにその通り。
10000
10000形の貨車。それは国鉄技術陣が目指した貨車の頂点。
フレートライナー……子供ゴコロをしびれさすコトバであります。
ただただ速さを求め、大幹線をまっしぐらの韋駄天走り。
急行列車さえ、そこのけ、そこのけで待避させたという伝説の高速貨物列車。
魅惑の一族はごくわずか。当店で昨年模型化したレサ10000の系列、今後製作予定のワキ10000、そして今回模型化するコキ10000形の系列だけという存在。

空気バネを持つTR203系の台車、電制と高圧力のブレーキシステム、新性能電車や特急客車みたいな台車搭載のブレーキシリンダー、密着自連(これは模型はちょっと…)…。
コキ5500の最高速は85km/h。その後継のコキ50000は95km/h。
国鉄末期までは唯一10000形だけが100km/hを許されました。

50000形との差、わずか5km/hのためにややこしいシステムを組み込まれ、高速貨A運用を独占したエースぶり。うん、頼もしい。
言い方を変えればEF66を始めとする貨物用高性能機の性能をフルに発揮できる貨車は一連の10000台高速貨車のみだったのです。
特殊な存在だけに現場の方はお守りで大変だったでしょう。乗務された方のブログにも、それは垣間見られます。
http://shinano7gou.at.webry.info/201107/article_7.html

さて、抜くことはあっても抜かれることはない、幹線食物連鎖の上位に位置する貨物の看板、10000形だけど、機関車もヨカった。
東海道山陽のEF66はあまりにも有名だし、その先っちょのED73 1000とかもアリですが…
それ以外にも東北本線「北たから/北海ライナー」のEF65重連(最初はEF65 500F重連で、後にEF65 1000重連に代わった…ロクゴーのセン重連運用は後にも先にもこれだけでは?)。
黒磯から先のED75 1000重連は奥中山を越え、北海道に渡ってからのDD51重連もあったなぁ。
他にもイロイロありますが。

あれ、興奮してコキ10000の実車のことばかり書いちゃった。
でも、この貨車もマトモに作ろうと思うと一筋縄ではいかないんですね。
前回も書いた問題なんですが、なんと、なんと、その解答はないまま、コキ豆知識は次回に続く。

とりあえずイロイロ考えてみた


さて、コキを作るということで、Wester Wieseの西野さんと、どうやって作るかミーティング。
ともかく、最初は…
コキ10000
コキフ10000
コキ5500
を作ろうということになったわけです。
10000形もいいけど、やっぱ5500形がないと普通に貨物列車できないですよね。
5500形なら長編成もいいし、ジェネラルフレイトの貨物列車にちょこっと混ぜてもイケるし。
小海線でC56に牽かせることまで出来ちゃう。うっ、Vコンテナ…。

ともあれ、この3車種あれば、奥中山も電化前、電化後両方できちゃいますから、もう安心です。
ワキ5000とワキ10000……次に作りましょう。

車種を決めて、さらに詳細を煮詰めていくと、2人とも見てきた時代はほぼ同じだけに、コンテナは貨物輸送全盛時代の10ftを5個積みしかあり得ない。
12ftが4個じゃヨンサントオできないし、ね。
コンテナはとりあえず6000、C10、R10を作り、以降は車種を増やすと同時にコンテナの種類も増やして行こうというわけであります。
コンテナは…プラのインジェクションでしょうね。
C10をエッチングで作ったら(作れたら?)…かなりコワイものになりそうな…。

このコンテナ、ちょっと頭を使う必要があります。
というのはホンモノのコンテナとコキは緊締装置で固定されるのですが、車体側はともかく、コンテナに緊締装置の片割れ(楔状のやつ)がついている模型がないんですね。
これだとコンテナ単体で置いたときにちょっとアレな外観になります。
コキに搭載した状態でも横から見ると、やっぱり、ちょっとアレな…(^^;)
やはり上下に付けたいですね、緊締装置。

で、コキの車体の方は…
とりあえず魚複のサイドフレームはプラインジェクションで決まり。
10000形は全盛時代が欲しいから、コキは手摺板取り付け前ですね。
コキフは出来たばかりの発煙筒がない時代を作っちゃうと東海道山陽専用になっちゃう。
尾灯はまだケースがついてなくて、手摺板埋め込みのやつ。
でもって、東北や北海道にも行けるように発煙筒がついた時代ですね。
そうじゃないと東海道もEF65 500Fになっちゃう。EF66はまだ出来てない時代ですもの。
西野さんがEF90作ってくれたときは発煙筒無しも考えましょう。

一部にはコキフの試作車熱望! の声もあるけど…
う〜ん、窓が多いだけじゃなくて駐車ブレーキがチェーンでその取り回しも違うし、チェーン避けるステップも形状が違うんですけどぉ(汗!)
fu10000こんな感じかなぁ

で、コキ5500は…サイドフレームの梁4本で車体延長後の後期グループで行こうとなりました。
コキ5500、最初の車体が短く、梁の多いやつが有名ですが、輌数では車体延長後の縦梁4本がマジョリティ。全国区でやるなら、こいつ↓ですね。コレが無難であります。
5500-a






drawing基本設計は…はい、毎度出てくるコレですな、コレ。お馴染み国鉄設計事務所図面集。
たまに「お前ら、図面ないと模型できないのか?」と言われますが、できません。
私も西野さんも、二人合わせて20年以上も模型メーカーやってるのに、写真を見て模型を作るという技術をいまだにモノにできてない(^^ゞ

 そんなこんなで設計が始まりますが、いきなり困ってしまう問題続出ですぞ。
その困った問題はな〜んだ? 
と謎かけしながら次回に続く…。

FABとWester Wieseが共同企画、やりますっ!


title精密模型でお馴染みのWester Wieseとレサ10000でプラスチックインジェクションの修行(?)を積んだ当店の共同企画、Freight Factory…FFシリーズがスタートします。
レサ10000でご好評をいただいたプラインジェクションとブラスのおいしいどころ取り。発売は今夏〜今秋を予定しています。

気になる価格はレサの経験からキットは1万円台の真ん中あたり、完成品は3万円台前半。
キット15,000円/輌、完成品は30,000円/輌が開発ターゲット。
もちろんコンテナ搭載での価格です。
たくさん必要な車輌だから極力頑張りたく思っております。
コキフは…もうちょっと高くなっちゃうと思いますケド(^^ゞ

Wester WieseとFABでは度重なるミーティングを重ねていますが、従来の究極を目指したコスト青天井のブラス製品と異なり、限られたコストの中でどれだけのことを盛り込め るかという新しいチャレンジに興奮しております。
詳しい内容や開発スタンス、開発状況などは順次報告させていただきます。
というわけで、コキの話は次回に続く。乞うご期待!

3月セールのお知らせです


毎年恒例になっている3月のセールですが、今年も在庫品について、店頭、通販ともに15%offで販売させていただきます。消費税値上げ前の最後のチャンスですので、購入予定のものがある方は是非ご利用ください。