WWキハ12のご案内

Wester Wieseからキハ12製品化のアナウンスがありました。いいですね〜😊

量産化に成功した最初の液体式気動車としてキハ17形は全国に展開されましたが、道東や道北に配属された車輌は雪と寒さとの戦いを強いられます。極寒の地でのキハ11(キハ48000)は耐寒設備が十分ではなく、耐寒性能を向上させたキハ11 100番代が投入されますが、それでも冬季の運用や接客面に様々な問題が発生。更なる耐寒設備として二重窓、エンジンやラジエータ覆いなどを装備したキハ12(登場時はキハ48200)が1956(昭和31)年に登場しました。キハ12の登場でキハ11は道北から道南に移り、さらにキハ22の本格投入で本州に転出しています。

一方、キハ11を置き換えたものの、北海道向けの決定版だったはずのキハ12はそれでも暖房能力不足と判定されてしまいます…もうキリがない感じですが、8500kcal温風暖房機2機の17,000kcalでは能力不足…そこでキハ12の1輌は1958(昭和33)年初頭に試験的に30000kcalの温水暖房機に改造。そのテスト結果が良好なことから、温水暖房機は半年後から量産の始まるキハ22に本格採用されることになりました。そしてキハ12は同じ温風暖房機を搭載するキハ21ともども温水暖房機に改造されています。

当初は稚内、旭川、深川と道北に配置されたキハ12ですが、キハ22の登場で1960年代になると池田に全22輌中16輌が集中配置となり廃車まで20年を過ごすことになります。池田以外では函館、苗穂、北見などにも配置されていました。耐寒性能が良くないと言われたキハ12ですが、池田の運用って日本で一番寒い町の陸別を通る池北線を含むものですよね…なんか腑に落ちないですなぁ。

■キハ12 Aタイプ





今回、Aタイプとして製品化されたのは登場時から程なくして屋根上警笛やブレーキのA動作弁にカバーがついた時代のもの。一部の客車にも採用されたウェバスト式の燃焼式温風暖房機をラジエーター横に装備しています。旧番号(48200)や旧塗装ならこの形態ですね(^^)

■キハ12 Bタイプ






Bタイプは温風暖房機に代わってエンジン冷却水を循環させる温水暖房機に改造後から末期までの形態になります。昭和30年代後半に改造されたと言われますが、1967(昭和42)年の写真では複数が改造済みとなっています。

今回の製品は多くの耐寒装備を新規製作。完成するにはImonギヤ、ミニモーターなどが別途必要になります。価格はAタイプ、Bタイプともに56,000円+税で注文生産となります。ご希望の方はコチラを御一読の上、1月11日までにお申し込みください。発売は2021年3月予定とのことです。また背もたれの低い独特の椅子などはWester Wiese製キハ11/キハ12椅子セット(4,100円+税)が用意されています。こちらは注文生産ではありませんが、品切れの場合もあるためキットと同時にお申し込みいただくのが確実です。

ちなみにウェバストは友達のキャンピングカーにもついてたなぁと思ったら…こういうことだったのね。